愛猫(愛犬)が迷子になってしまい、自分達で探してもどうしても見つからない場合もあります。自分達でできる限りの捜索を行っても見つからない場合、ペット探偵に頼む必要があるかもしれません。
ペット探偵のサービス内容や捜索にかかる料金、見つからなかった場合の費用についてなどをまとめました。
▼目次
ペット探偵のサービス
ペットの捜索を行うペット探偵のサービスとは、どのようなものでしょうか?
大雑把に言えば、飼い主の代わりにペットを探してくれるというものです。
サービスの内容は、探偵会社により様々ではありますが、以下のようなことを行ってくれます。
- 飼い主へのヒアリング。ペットの特徴、性格、失踪時の状況など
- ポスター、チラシ作成
- 周辺の探索
- 聞き込み調査
- 捜索犬
- 捕獲器の設置
- 監視カメラの設置
※捕獲に関しては、ペットの様子(興奮や怯えなど)を見て、飼い主立ち合いの元、行われることがあるようです。
ペット探偵は、ペットの特徴や性格、失踪時の状況、その地域の特性などを踏まえ、探索場所を絞ります。探索場所を絞った後は、数名の探偵を一気に投入して探索を進めていく方法が取られます。(探偵会社によりやり方は変わると思います)
この他、夜の捜索では暗視スコープなどを用いたり、専門家ならではの捜索を行ってくれる会社もあります。
また、ペット捜索の期間は、通常3日間としているところがほとんどです。
ペットの発見率
多くの業者が、75% 以上とホームページに掲載をしています。
75%は、かなりの確率で探し当てていると感じるのですが、この数値が正しいものかどうかは相手を信じるしかありません。
ペット探偵の捜索料金の相場
捜索料金については、1日あたりで費用計算するところが多いようです。
1日あたり 20,000円 ~ 25,000円 程度
3日間で、 60,000円 ~ 75,000円 程度
この他に、交通費は実費でかかるなど諸経費もかかります。
加えて、遠方になる場合は、交通費の他に宿泊費も別途実費が上乗せ。
ポスター・チラシの作成をオプション料金として捜索料金とは別料金になる場合もあります。※ポスター・チラシは、撤去作業が別途かかる場合もあります。
さらには、捜索犬の利用、捕獲器の貸し出し、監視カメラの貸し出しなども日単位で別料金としている会社もあります。
これらを踏まえ、捜索料金+交通費など実費を考慮すると
費用に関しては、依頼を正式にする前に十分に確認しておいた方がいいでしょう。高額になりますので。
なお、料金の支払いは、前払いとしている会社がほとんどです。
ペットが見つからなかった場合、費用どうなるか?
さて、ペット探偵に依頼をしたとして、捜索の結果、ペットが見つからなかったら費用はどうなるんでしょう?
残念ながら未発見の場合でも、全額を支払う必要があります。
事前に交わした調査内容や方法、報告などを怠っていた場合は、協議の必要はあるかと思いますが、基本的には未発見の場合でも全額支払う必要がある点を理解しておきましょう。
ペットがすぐに見つかった場合の費用は?
例えば、ペット探偵が捜索を始めて、1時間もしないうちに発見したら費用はどうなるのでしょうか?
こちらも基本的には、契約した期間の捜索費用は全額支払う必要があります。
当初の見積もりより減額されるとしたら、交通費などの諸経費だけだと思われます。ポスター・チラシの作成や貼り出し、投函などがオプションの場合、貼り出しの前であっても捜索事前に作成済みのことが多いため、これらも支払うことになると思います。
3日間の契約で、すぐに見つかり残りの2日間は何もしていない・・・
お金がかかるのは何ともやるせないものがありますが、探偵社もその間は、他の仕事は入れずに専任として捜索にあたります。
愛猫を発見できてよしとするのがいいのでしょう。
契約内容に注意
探偵にペット捜索を依頼した場合、必ず契約書面を交付してくれます。(探偵業法の第8条2項で書面の交付が義務付けられています)
契約書面に、調査の内容、期間及び方法、結果報告の方法と期限など大事なことが書かれていますので、必ず目を通しておきましょう。
特に費用面に関しては、交通費、出張費、宿泊費、オプション費など思わぬところで実費がかかるものもありますので、しっかり目を通しておくべきです。
また、ペット探偵と言えど、素人が思いもよらない方法で探すというわけではありません。多くのペット探偵が、発見率 75% などと謳っていますが、多少盛っていると考えるのがいいくらいだと思います。
ヒアリングして、ポスター・チラシを貼り出して、投函して、足を使って捜索というのが基本的な探し方なのですから、見つからなくても不思議ではありません。それに、捜索している範囲にいなかったら絶対に見つからないのですから。
だからこそ、調査の内容や方法、動員される人数など、本当に見つけてくれそうなものになっているのかは、飼い主がよく判断した上で契約を結ぶべきだと思います。
※見つからなくても料金を取られる契約なので、大した捜索もしない詐欺師のような探偵がいるとも言われています。
捜索料金が高いと感じたら
考えていたより費用がかかり、ペット探偵に依頼するのが難しければ、今一度、自分達で探せないか動いてみるのもいいかと思います。
人手が不足しているなら、お友達にお願いして、人を集めて一気に捜索するのもいいですし、ポスターや貼り紙に、見つけてくれた方には謝礼をお支払いする旨を記載し、協力者を募るのもいいと思います。
また、以下の記事では、いなくなった猫の探し方をまとめています。捜索の役に立てるかもしれません。