繁殖を引退した犬猫はその後どうなるのか?処分方法の考察

 始めに「処分」という適切とは言えない言葉使わせていただきましたが、本来愛護動物である犬猫に対する言葉ではありません。しかしながら繁殖を引退した犬猫の問題をよく理解するために耳障りな言葉を用いさせていただきました。不快に思われる方がおられましたら大変申し訳ございません。

さて、動物愛護管理法では犬猫の繁殖は年齢や回数が規定されております。

犬であれば、6歳以下、6回まで。
猫であれば、6歳以下。

出産回数が少ない場合、7歳まで許容されますが高齢出産といえる年齢になってしまっているため、犬猫の身体の負担を考えると大体は6歳以下までの繁殖を考えられるブリーダーが多いと思います。

一方、犬猫の寿命は15歳前後くらいあります。繁殖引退後も10年前後生きることを考えるとその後の生活の方が長いわけです。
本来であればブリーダーや繁殖業者が責任を持って面倒を見るべきかもしれませんが、生業とする都合上、労力や費用、飼育スペースの問題などに直面します。

本記事では、繁殖を引退した犬猫はその後について考察いたしました。

▼目次

  1. よく知られる繁殖引退犬猫の処分方法
  2. 繁殖業者、ブリーダーの処分方法の移り変わり
  3. 衰退した引き取り屋の存在
  4. 引き取り屋が保護団体に転身して里親募集!?
  5. 動物愛護法の改正によりブリーダーの飼育頭数が制限された結果
  6. 里親探しサイトで繁殖引退犬猫はどのくらいいるか
  7. 営利目的の繁殖業者にとって繁殖引退犬猫の存在は死活問題
  8. 営利目的の繁殖業者と優良ブリーダー、愛好家との違い

よく知られる繁殖引退犬猫の処分方法

本当かどうか真意は別にするとよく知られる・言われる処分方法は以下の通りです。

  • ブリーダーがそのまま飼養する
  • 低価格で販売する
  • 里親募集して新しい飼い主の元へ
  • 保健所に持ち込む
  • 引き取り屋に引き取ってもらう
  • トリマー等の動物を扱う専門学校へ引き取ってもらう
  • 実験動物として研究機関等に引き渡す
  • 動物園など食用として引き取ってもらう
  • 山などに捨てる

ブリーダーが可能であればそのまま飼養されていることもありますが、労力や飼育費用、飼育スペースの都合でやむなく手放すケースが多いです。この場合、低価格で販売するか里親を募集して無料、もしくは必要経費だけ受け取って新しい飼い主へ引き渡されます。また、動物愛護家などと繋がりのあるブリーダーであれば保護してもらいそちらで飼い主募集という流れがあります。この他、動物を扱う専門学校に引き取ってもらったり、動物の性格によっては猫カフェなどで使役されるケースもあるかもしれません。

また、保健所に持ち込んで処分する方法もよく聞かれますが、現在は引き取りを拒否されてしまうためできません。これは動物愛護管理法の改正前の話でしょう。
さらに、引き取り屋の存在も以前はメディアに報道されるくらいに問題視されました。しかし、悪質な方法が広く知られるようになってからはほとんど聞かれなくなったものです。(表立っては)

この他、実験動物として研究機関に引き渡されているような話も聞かれますが研究機関と信頼関係のあるブリーダーに限られるでしょう。動物であればどんな個体でも実験に使えるということはないため、健康状態が管理された個体を提供可能なブリーダーに限られるという話です。

加えて、動物園に餌として引き取られているという話も耳にすることがあるかもしれませんが、単なる噂話のようなものです。
動物園が自らの手を汚して犬猫を餌に使っているなど知れ渡ったら閉園に追い込まれることになります。また、餌にするにしては安定供給も難しいでしょう。さらに、動物共通の感染症もあるためそこまでのリスクを冒して安価で餌を確保するなど荒唐無稽な話だということがわかると思います。

山などに捨てるなど自分で手を下して処分されるブリーダーや業者もいるかもしれませんがリスクのある方法です。一度きりならまだしも継続して定期的に誰にも知られずに山に捨てることができるのでしょうか?数にもよるかもしれませんが定期的に誰にもバレずに行うのはかなり難しい方法だと考えられます。

繁殖業者、ブリーダーの処分方法の移り変わり

家庭で広くペットが飼われ始めるようなブームは、1990年前後からと言われています。この頃の火付け役は大型犬のラブラドールレトリーバーでありました。ラブラドールレトリーバーはその後も「ラブの贈り物」で人気を博し、他にもアイフルのCMでチワワが人気になったこともありました。猫についてもホワッツマイケルやなめ猫は50代以降の世代には懐かしさを感じさせると思います。

ペットブームのように犬猫が幅広い家庭で飼われるようになると供給量は増えます。ブームに合わせて繁殖を担った犬猫も(特にメス)は数年経てば役目を終えます。
このような繁殖引退犬猫の処分について変遷を辿ると以下の通りになります。

保健所に持ち込み殺処分(2013年動物愛護法改正前まで)

保健所で引き取り拒否が可能に(2013年動物愛護法改正後)

引き取り屋にお金を払い処分

引き取り屋の実態をメディアが報道→表立ってやりにくくなる

繁殖卒業犬猫を里子に出す方法へ

おおまかにまとめると以上のような流れです。

かなり以前は、繁殖を引退した犬猫のみならず病気で販売できなかった子犬や子猫まで保健所に持ち込んで処分が可能でした。当時の保健所(自治体)は犬猫の引き取りを求められた場合、拒否する権限を持ち合わせていなかったためです。
これが2013年の改正動物愛護管理法により自治体が犬猫の引き取りを拒否できる具体例が設けられます。これにより飼い主の身勝手な理由(鳴き声がうるさい、懐かない、可愛くないなど)や繁殖業者やブリーダー、ペットショップなどの事業者からの引き取りを拒否できるようになりました。
この結果、繁殖業者やブリーダーは保健所に持ち込んでタダ同然で処分する方法が取れなくなりました。

そこで新たな処分方法となったのが「引き取り屋」です。繁殖業者やブリーダーはお金を払って引き取り屋に引き取ってもらうことにします。当然、これまでの保健所での処分よりお金がかかるようになってしまいますが、自分で飼養し続ける費用や労力を考えると悪くない方法だったのかもしれません。

しかし、引き取り屋の存在もメディアで実態が報道されると下火になります。テレビのワイドショーや報道番組ではトラックに目一杯積まれた犬猫の様子を映され、歯切れの悪い引き取り屋のインタビューなども相まって悪質なペットビジネスの一環として厳しい目を向けられるようになったからです。
また、引き取り屋の他にも個人などが営む何でも屋のような人達も犬猫の引き取りをされていたケースもあります。何でも屋の場合は少頭数に限られたかもしれませんが引き取られた後の扱いはかなりグレーでしょう。私が5年以上前に問い合わせた何でも屋は新たな飼い主を見つけてから引き取っているとのことでしたが、譲渡まで請け負っておられる何でも屋ばかりではなかったかもしれません。

その後に目をつけたのが繁殖引退の犬猫を里子に出すという手法です。譲渡という形をとっているため値段を決めて売るということはできませんが、健康診断、ワクチン接種、マイクロチップ装着代などの経費として数万円を負担してもらい里親に引き渡します。
里親募集の方法はブリーダーが開設しているホームページに募集ページを設けたり、SNS等で呼び掛けたり里親募集サイトに掲載したり、保護団体に依頼して里親を探してもらうケースがあります。他にもペットショップが自家繁殖されている場合は店頭での募集もありそうです。

里親募集して新たな飼い主の元へ、という方法は、以前の保健所での殺処分や引き取り屋での十分とは言えない生活に比べるとはるかに良心的な方法になってきていると思われます。(もちろん、家庭で飼育できるように健康管理や躾などが行き届いている上での譲渡であればの話ですが)

衰退した引き取り屋の存在

かれこれ10年くらい前の話になりますが、犬や猫が山林に何十頭も捨てられるといったニュースを耳にした方もおられると思います。
引き取り屋が引き取った犬猫を山林に捨てていたという話ですが、捨てられた犬猫達は繁殖業者の繁殖引退犬猫や病気にかかってしまった販売できない子、ペットショップの売れ残りなどです。このような悪事がニュース番組で報道されたのをきっかけにペットビジネスの闇が明るみになりました。
当然、社会問題になれば表立って活動はできなくなります。また、生きている動物の遺棄は動物愛護管理法違反の罪に問われますし、亡くなってしまった動物だとしても不法投棄なります。見つかれば捕まるというかなりリスキーな方法であったと言えるでしょう。

また、捨てたりせずに引き取ったまま飼われ続けることも管理の状態によっては問題があります。
狭いケージに閉じ込められ糞尿は垂れ流し、怪我や病気になってもほったらかし、餌は必要最低限。当然、散歩させてもらえることもありません。そんな環境下で飼われ続けてしまえば大問題と言えるでしょう。とは言えこれほど酷い飼育環境であれば近隣住民の通報や保健所の定期立入検査で明るみになりそうです。おそらくそこまで悪質でない業者はそうはならない程度に管理していたと思われます。
とにかくじわじわ時間を掛けて衰弱死させるような飼育をしたとして水と餌を定期的に与えられればそれなりに長生きできます(健康に問題ない個体は)。長生きすればするほど飼育代がかかっていくため本当に儲かるビジネスだったかと言えば疑問でしょう。(だから山林に遺棄するような業者が出てくる)

もし、金目当てで早死にさせようとすればネグレクト(世話をしない)で動物虐待。
人知れず山林に捨ててしまおうと考えたとしてもバレれば即アウトで動物の遺棄や不法投棄で捕まります。
最低限の飼育をしていると長生きしてしまう個体もいるので飼育代と飼育スペースを取られ続けてしまう。新しく引き取ることもままならなくなってくれば儲けることは不可能です。

捕まるリスクを冒してまでやろうとする人は限られます。衰弱死を待つにしても時間が掛かってしまえば儲かりません。継続して商売ができるビジネスモデルでないことが分かれば安易に手を出す人もいなくなっていったというのが実態だと考えられます。

引き取り屋が保護団体に転身して里親募集!?

以前のように引き取り屋が横行するようなことは現在はないかもしれませんが、合法的に同じようなことをやろうと思えばできます。

保管・譲渡を目的とした第二種動物取扱業(営利を目的としない動物の取扱い)の届出をし、飼養管理基準を満たし、管理している動物の数や亡くなった数を帳簿に作成し定期報告を行い、保健所の定期立ち入り検査で問題が生じることのないように動物を飼養できていれば立派な動物保護団体というわけです。

このようなやり方であれば、仮に元引き取り屋が動物保護団体を名乗って運営していたとしても特に問題はないんじゃないか?と思ってしまいそうです。また、元引き取り屋のような動物愛護の目的でもなく金儲けのためにやっている人物だとしたらどうやって運営されているんだろうという疑問も湧いてきます。

例えば、繁殖業者やブリーダー、ペットショップが繁殖引退犬猫や売れ残りの処分に困った場合、その個体の管理がしっかりされていれば畜犬登録、健康診断、ワクチン代、マイクロチップの装着などが出来ている状態です。また、家庭で過ごせるように躾もされていれば言うことはありません。引き取ればそのまま譲渡できる状態だったら譲渡の際に医療費等の名で数万円を受け取って引き渡すことが可能です。譲渡で得られる数万円より安く入手できれば利益が出るという寸法です。

このように保護団体と言っても健全な団体ばかりであるとは限りません。
飼養管理基準には1人あたりの飼養頭数の上限規定が規定されています。令和7年6月に完全施行後は、1人あたりの飼養頭数が犬20頭、猫30頭までです。100頭、200頭を2、3人で世話していたらアウトです。
ただし、保健所の定期立ち入り検査は事前連絡をした上で行われます。その時だけ清掃や動物の手入れをして立ち会えば保健所の検査をすり抜けられるかもしれません。

また、病気の子や怪我をしている子など譲渡が難しい場合は最低限の飼育環境と最低限の治療のみで死ぬまで飼われます。
倫理の問題とも言えるかもしれませんが、健全とは言えない運営をされている団体もあるかもしれないという話です。

動物愛護法の改正によりブリーダーの飼育頭数が制限された結果

動物取扱業における犬猫の飼養管理基準は令和3年6月1日に施行され、動物の愛護及び管理に関する法律の法令を根拠に動物取扱業者に対して適正化が図られました。
犬猫の飼養管理基準は具体的な数値基準を設けることで、自治体が悪質な事業者に対し指導や勧告、是正措置、行政処分などを厳密に行えるようにしたものです。

また、飼養管理基準の中で繁殖業者やペットショップに大きく関わる部分は、飼養施設・設備(ケージ等)、従業員数、展示又は輸送の方法、繁殖回数などです。
このうち従業員数については、1人当たりの管理頭数が決められています。

1人当たり繁殖犬15頭、販売犬等20頭まで
1人当たり繁殖猫25頭、販売猫等30頭まで

さて、上記の管理頭数には『繁殖引退犬・繁殖引退猫』が含まれておりません。
飼養管理基準では繁殖を引退した犬猫に関しては管理頭数を含めないことになっています。仮に繁殖犬15頭、販売犬等20頭の他に繁殖引退犬が10頭いた場合、従業員一人で面倒を見ていたとしても飼養管理基準違反ではないという判断になります。

これだけを見ると繁殖を引退した犬猫は管理頭数の対象外だから飼養管理基準を守る分には気にしなくていいんだなと思ってしまいます。
しかし、この他の基準に「飼養施設・設備(ケージ等)」が規定されているため、飼育スペースやケージ等の設備が不足してしまえば飼養管理基準違反になってしまいます。

仮に少ない従業員でこれまで(法改正前まで)多くの犬猫を面倒見てきた・見ていて問題が生じていなかった繁殖業者やブリーダーだったとしても、繁殖や販売用の犬猫が多ければ従業員を増やさなければいけないし、繁殖を引退した犬猫が増えたことで飼育スペースが足りなくなってしまえば施設の増改築をするか犬猫を手放さなくてはいけなくなりました。

この結果、繁殖を終えた犬猫を里子に出す繁殖業者やブリーダーが増えてしまったと言います。悪徳な業者がこれみよがしに手放すだけでなく、責任を持って親犬を最後まで飼われていたブリーダーも対応を余儀なくされてしまうのは少々皮肉なものでしょう。

里親探しサイトで繁殖引退犬猫はどのくらいいるか

繁殖を終えた犬猫を里子に出す繁殖業者やブリーダーが増えてしまった話は、動物愛護の活動をされている界隈では耳にすることかもしれませんが実際のところどのような状況でしょうか?
状況を確認するために繁殖を終えた犬猫が里親探しのサイトにどのくらい登録されているのかを確認してみました。

※大手里親探しの4サイトを対象にしました。(サイト名は伏せてあります)
※繁殖を引退した犬猫に絞るため『繁殖』と『繁殖引退』をキーワードに含めて登録数を確認しています。
※抽出対象にしたのは「募集中」のみです。募集が終わってしまっているものは含めていません。

犬の里親探しサイト 検索:2024/11/27

サイト 犬の頭数 『繁殖』をキーワードに含める 『繁殖引退』をキーワードに含める
J 28,108 1,247 527
H 662 120 30
P 1,162 23 9
I 684 116 40

猫の里親探しサイト 検索:2024/11/27

サイト 猫の頭数 『繁殖』をキーワードに含める 『繁殖引退』をキーワードに含める
J 130,316 1,271 106
H 4,480 195 37
P 5,547 135 4
I 1,399 19 0

上記の結果となりましたがいかがでしょうか?
確認した時点の結果であり、以前と比べることができないため増減の関係性は分かり兼ねます。
ただし、少ないとは言えない数の繁殖を引退した犬猫と思われる登録が里親探しのサイトで確認できると思います。

営利目的の繁殖業者にとって繁殖引退犬猫の存在は死活問題

商売として考えれば生産ができなくなったり売れないものがあれば入れ替えや廃棄を考えると思います。しかし、動物という命あるものを扱っている以上、引退後の生活も含めて商売の一貫としなければいけません。この辺りの考え方が業者によって様々であるため綻びが生じるのだと思います。

営利目的の繁殖業者の立場で考えてみると、繁殖を引退した犬猫の存在は卵を産めないニワトリのようなものかもしれません。養鶏場であれば何らかの方法で処分し入れ替えると思いますが愛護動物である犬猫の場合はそうはいきません。

少し利益の話を考えてみましょう。例えば一頭のメスが引退までに30頭を産んだとします。この30頭が1頭あたり3~5万円で売れたとしたら90~150万円の利益になります。

次に犬や猫の一年間の飼育代を考えてみましょう。普通にペットとして飼う場合は最低でも10万円は飼育費用が必要です。また、猫より犬の方が飼育費用が高かったり、飼い方によったり、病気や怪我の有無で大きく異なるかもしれませんが幅を取ってみると年間10万円~30万円といったところだと思います。

さらに犬や猫の寿命のことを考えるとどちらも15年くらいの寿命があります。上で試算した年間の飼育費用を用いて生涯費用として考えると150万円~450万円になります。

もし、1頭のメスが90~150万円を稼ぐとすると繁殖引退後にそのまま飼い続けてしまうと赤字になる可能性が高いというわけです。

繁殖業者は1頭あたりの利益を頭の中に入れてあると思います。また、飼育費用も普通のペットよりは抑えられていると思いますがコストも十二分に理解されていることでしょう。
上の試算はかなり雑なものだと思いますが繁殖を引退した犬猫を飼い続けるのは困難なことなのかもしれません。
繁殖業者が最後まで責任を持って面倒を見る必要があるのであれば、おそらく今の生体の市場価格は安すぎるのだと思います。

営利目的の繁殖業者と優良ブリーダー、愛好家との違い

金儲けが目的の繁殖業者と犬種や猫種の保全を目的にした優良ブリーダーや愛好家と呼ばれる人達とでは、同じブリーディングでも天と地ほどの差があります。
繁殖を終えた犬猫がいた場合、真っ先に処分方法を考える繁殖業者とその後の飼育を考えているブリーダーでは考え方が全く異なります。

当然ペットを飼うなら優良ブリーダーのような方から譲り受けたいと誰もが思うでしょう。血統の裏付け、恵まれた飼育環境、ブリーダーから愛情を受けてこられた犬猫から産まれた子の方がいいのに決まっていますから。

しかし、国内のペットショップに代表される販売方法では、どのような親から産まれてきたのか?どのような環境でこれまで過ごし育ってきたのか?を気にして選ぶ人は少ないでしょう。
素晴らしいブリーディングによって産まれたかどうかより気になるのは見た目がほとんどといった消費者が多ければ、金儲けの繁殖業者が増えてしまっても不思議ではないのかもしれません。


以上になります。
人によってはブリーダーが里親探しをしていること自体がおかしいと思われることもあります。産むだけ産ませて終わったらお払い箱というのはあまりにも扱いが酷いということで。
それも一理あるかもしれません。
しかし、ブリーダーが際限なく引退した犬猫を手元に置けばお世話も行き届かなくなります。
犬も猫も引退後の生活が健康であれば10年以上続きます。一般的なペットの犬猫より愛情を注げる時間が限られる生活よりも、新しい家族の元でいっぱい散歩していっぱい遊んでもらった方が犬や猫にとっては幸せかもしれません。

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のらねこらむプロフィール

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のらねこらむ管理人

2017年4月に新居へ引っ越した直後から野良猫に悩まされる。
日々、野良猫との領地争いを繰り広げています。

対策グッズのほとんどは、実際に買って・試した結果をまとめたものです。
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詳しいプロフィールは、こちら

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