岩手大学の研究グループが、猫の糞尿被害防止の新技術開発に成功したとのこと。詳細が岩手大学のホームページに記載されております。
岩手大学農学部研究グループ「ネコの糞尿被害を防止する新技術開発に成功」, 2017年8月17日, 岩手大学
→プレスリリース
要約すると、猫の尿抽出物の臭いで、猫をその場から立ち去らせる。というもの。
特徴は、これまでの忌避剤のように、嫌な臭いで寄せ付けない。ということではなく、臭いを嗅がせて、別の猫が近くに居ると思わせて立ち去らせる。ということ。
実験結果では、猫は来るものの、糞尿せずに立ち去ることが分かっているようです。
糞尿をさせないで、立ち去る効果があるようですが、管理人の近所の野良猫達は、別の猫がマーキングした場所の上からマーキングしていく猫もいます。また、発情期等でマーキング行動が活発になっているときでも効果があるかは疑問が残るところです。
猫に家の敷地内に入られたくないという人にはいまいちかもしれません。地域猫やまち猫の活動をしている地域では期待が持てるようなものと思います。
※今後、商品開発の研究に発展させたい。とのことで、商品化はまだのようです。
以上、今後の商品化に期待し、注目したいと思います。(管理人)
2019年11月5日追記 商品化はまだまだ先のようです。
2017年8月17日 岩手大学のプレスリリース『ネコの糞尿被害を防止する新技術開発に成功』から2年以上経ちましたが続報は特にありません。
管理人も気になっており、以前、農学部応用生物学科 化学研究室 准教授 宮崎雅雄氏にメールで製品化に関して問い合わせはしてみたものの特に返事もありませんでした。ですので、製品化もまだまだ先だと思われます。