生粋の野良猫と捨て猫の違い

人馴れしているか、人馴れしていないか

大雑把に言えば、こんなところでしょう。

やたら懐いてくる子や警戒の強い子、臆病そうな子。野良にも色々いますよね。仔猫でも「シャー」っと威嚇する子もいます。

管理人の住む地域では、餌付けをされているせいか威嚇をする猫はあまり見かけません。しかし、警戒は強く、ある程度近付くと距離を取ったり、逃げていくのがほとんどです。

生粋の野良猫と捨て猫。人馴れ以外の面での違いはどこにあるのでしょうか?

野良猫は、元々飼い猫

違いをあげる前に、少し言葉の定義を。野良猫は元をたどれば飼い猫です。

飼い猫→捨て猫→野良猫(→その子供は野良猫2世)

飼い主に捨てられ、捨て猫になり、野良暮らしを強いられ、慣れた結果、野良猫となります。

元々は人に飼われていた猫が、人の手を離れて自活し、人の生活圏で暮らしている猫が野良猫です。
人の生活圏ではなく、山など人がいないところで暮らす猫は、野良猫とは言わず、野猫(野生の猫)と言えます。

例えば、西表山猫や対馬山猫は、人の生活圏には入ってきませんね。西表山猫の野良猫はいないわけです。また、猫以外の動物も同様で、野良キツネ、野良タヌキ、野良クマもいませんね。

生粋の野良猫

生粋の野良猫写真

野良猫から生まれた猫。野良猫に育てられた猫。人とあまり関わらずに生活してきた猫。この辺りは、生粋の野良猫になるでしょう。

野良猫は、食べるのも必死、身を守るのも必死、仔猫達を守るのも必死。

見知らぬ人が餌付けに来ようものなら、何かされると思って「シャー」っと威嚇するのがほとんどです。

それから一見、餌付けされているように見える猫でも、自分からは餌をもらいに行かなかったり、人が見ている前では絶対に食べない猫もいます。
そういった猫は、人から餌をもらいに行く猫に付いていき、おこぼれをもらって餌にありついています。人との接点が少ないです。警戒心が強く、正に生粋の野良と言える存在でしょう。

また、生粋の野良のみならず、野良猫全般に言えることですが、

  • 餌を十分に食べれていないことも多い為、痩せていて顔がきつく見える。
  • 外敵や危険から身を守る必要がある為、耳をピンと立たせ、目つきが悪い(精悍な野生の目つき)

といったことがあります。

人から餌をもらっている野良猫

人から餌をもらう野良猫写真

仔猫時代から餌付けをされていたり、長期間、人から餌をもらっていた場合、人から餌をもらえることを理解しています。足元にすり寄って来たり、触らせてくれたり、ニャーと鳴き声をあげたり。
人に媚びれば餌をもらえると理解しているので、人懐っこい仕草をする場合があります。

捨て猫

捨て猫写真

ダンボールに仔猫達が入れられて、「誰か育ててあげてください」なんて書かれていれば、確実に捨て猫です。ただ、ある程度大きくなった猫が捨てられている場合、一見すると捨て猫か野良猫か分かりにくいと思います。

見分け方として、以下のような特徴がないでしょうか?

  • 清潔感がある(毛並みが綺麗、目ヤニ、顔・身体に傷がない)
  • 体格が良い(少なくてもやせ細ってはいない)
  • 鳴き声をあげる
  • 近寄ってくる、触れる

他では、体臭もあまり強くないかもしれません。(野良生活が長くなければ)

人馴れして人懐っこい猫の中には、人のあとを付いていってしまう子もいますね。

頭を撫でられる

頭を撫でられる猫写真

頭を上から撫でても平気なようであれば、捨て猫の可能性が十分にあります。撫でられ慣れていることと通常は頭を上から撫でられることは嫌がるためです。

頭を上から撫でられるのを嫌がる理由

死角となる見えない場所から近付かれるのに不安や恐怖を感じるようです。

狩猟を行う動物の目の位置は、前方がよく見えるようについています。相手との距離を測り、爪や牙で狩りを行う為です。

ですが、視界の前後となるとさほど広くありません。人もそうです。
試しに目の前で手を前後させれば以外と見える範囲が狭いことがわかります。

ですので、猫からすれば自分より遥かに大きい生き物から「ぬっ」と上から手を出されることは怖いことと思います。

もちろん、人間も見知らぬ人が近づいてきて、頭を撫でようと手を出されれば、怖いですけどね。(不審者的な意味で)

※猫好きの人は、頭を撫でるとき上から手を出さず、肩のあたりから触るようにしてあげていますね。


以上になります。
野良猫にも個性がありますので、一概には言えません。ですが、何かしら人と関わりを持って生活している猫は、多少なりとも人との距離感を猫なりに持って接していると思います。


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