飼い主である自分にもしものことがあったら・・・急な病や不慮の事故が起きてしまった場合を考えるとペットと暮らしている方の心配はつきません。
家族がいて一緒にお世話をされているならまだしも、家族がいても自分が主に面倒を見ていたり、自分とペットだけで生活しているとなると何かあった時のことを考えます。飼い主により事情は様々ではありますがペットのことを第一に考えると後見人は必要なことも然り。しかしながら全ての飼い主に大切なペットを託せる後見人がいるとは限らず、だからこそ頭を悩ませる問題なのだと思います。
昨今は高齢の飼い主も少なくない時代になりました。加えてペットに関するサービスも以前に比べれば多岐にわたるようになったと思います。こうしたご時世の中、飼い主が死亡するなどペットを飼い続けることができなくなった場合を想定するサービス=保険商品が存在します。
飼育困難になった際の保険商品について、サービスの内容や金額などを調査しまとめてみました。
▼目次
- ラブポチ信託 -> 保険金を活用したペットの看取りサービス
- リトルファミリー少額短期保険 みらいの約束 -> 掛け捨て型の終生飼養保障
- たくす -> 掛け捨て型の終生飼養保障
- ペット保険プリズムペット -> 掛け捨て型の終生飼養保障
- ペット後見互助会とものわ -> 会員制終生飼養保障
ラブポチ信託 -> 保険金を活用したペットの看取りサービス
ラブポチ信託https://p-sapo.jp/trust/
ラブポチ信託は、認定NPO法人ピーサポネットが提供する全国初のペット看取りサービスです。飼い主にもしものことがあった場合でもペットが生涯を全うできるようにサポートする終生飼養支援サービスになります。
大まかに商品内容をまとめると、飼い主の財産=お金を運営に受託し、運営元は受託したお金を使い飼育します。ペットは提携先の老犬老猫施設へ預けられ亡くなるまで生活するというものです。
また、若くて元気なペットは里親へ譲渡されることもあります。こちらも運営元が責任を以って里親に譲渡し、その後も運営元がサポートします。
その他のサービスを含めてまとめると以下のようになります。
- 飼い主が亡くなった場合の老犬老猫施設での終生飼養
- 飼い主が病気や怪我などで長期療養が必要になった際の老犬老猫施設利用
- 一人暮らしの飼い主向け安否確認サービス(飼い主の突然死などでペットがそのまま放置されてしまうのを防ぐサービス)
- ペットが天寿を全うした後の供養
保険契約の仕組み
- 飼い主が生命保険に加入。
- 信託会社・信託銀行と信託契約を締結する。(保険金はピーサポネットへ渡すという契約)
- 飼い主とピーサポネットで死因贈与契約を締結する。
- 飼い主が亡くなると保険会社は信託会社へ保険金を支払う。
- 信託会社・信託銀行は信託契約に基づいて、ピーサポネットへ保険金を交付する。
- 死因贈与契約書に基づいて、ピーサポネットがペットの飼主となる。
- 老犬老猫、病弱なペットは老犬老猫施設へ預けられる。
- 若い犬や猫はピーサポネットが里親を探す。
- 天寿を全うしたペットは、火葬や供養が行われる。
上記の通りペットに関する費用の全ては、保険金から拠出される。
また、生命保険への加入が困難な飼い主においては、遺言書を活用し、飼い主とピーサポネットで死因贈与契約を締結することでペットの飼育費を遺贈します。
保険料について
保険料は、飼い主の年齢やペットの年齢、預けるペットの数によって異なるため公開されていません。詳細については運営元に相談の上、保険料が決定するものと思われます。
一例として、ラブポチ信託の紹介動画では、
『3歳の犬と暮らしている60歳女性がご自身の生命保険を活用して契約した場合、月々約3500円から』
とのことです。また、飼い主の年齢が若ければ費用はもっと抑えられるともありました。
リトルファミリー少額短期保険 みらいの約束 -> 掛け捨て型の終生飼養保障
みらいの約束https://www.littlefamily-ssi.com/product/mirai-no-yakusoku/
『もしものとき、うちの子の引取り先は決まっていますか』
のキャッチコピーではじまる「みらいの約束」リトルファミリー少額短期保険の保険商品は、飼い主の万が一の事態に備える保険です。ペットと一緒に過ごせなくなった場合に、提携している保護団体に引渡しペットのその後の生活を保障します。加えて、飼い主においても入院や手術などの医療保障も兼ねた保険となっています。
保険契約の仕組み
保険契約は、プランによって支払い費用は変わりますが、月額払いと年額払いの掛け捨て型。満期保険金や解約返戻金がない代わりに保険料が抑えられていると思います。
保険料について
保険料については、みらいの約束のパンフレット掲載されています。支払い額がはっきり明示されているのもわかりやすく利用検討がしやすいと思います。
以下、パンフレットの一部を引用。※保険料は最新の資料をご確認ください。(金額の変動があるかもしれません)

たくす -> 掛け捨て型の終生飼養保障
『あなたは飼えなくなった時の準備をしていますか?』
ペットの終生飼育をサポートするペット保険です。ペットが病気や怪我をした際に支払われる保険金と飼い主が長期入院したり亡くなってしまった際に保険金が支払われます。プランは、基本プラン+通院なしプラン、通院ありプランに分かれており、基本プランは飼い主の補償が主な内容となり、通院の有り無しでは、入院と手術に加えて通院の治療補償を付けるか付けないかで変わります。
保険契約の仕組み
保険契約は、プランによって支払い費用は変わりますが、月額払いと年額払いの掛け捨て型。ペットの補償と飼い主の補償に分かれており、他のペット保険を契約されている場合は、飼い主の補償に絞ったプランにするなど選択が可能です。
保険料について
保険料は、ペットの年齢や飼い主の年齢により変動があるためカタログ等にも明確な記載はありませんでした。申し込みを行い見積りをしていただいて決定すると思われます。カタログに記載の加入例では、
| 性別 | 年齢 | 犬/猫 | 年齢 | プラン | 保険料 |
|---|---|---|---|---|---|
| 女性 | 40歳 | 猫(三毛猫) | 1歳 | 基本+通院あり | 月払 1,250円 |
| 男性 | 40歳 | 犬(チワワ) | 5歳 | 基本+通院なし | 月払 1,390円 |
| 女性 | 55歳 | 猫(種別記載なし) | 12歳 | 基本のみ | 月払 1,020円 |
上記のように掲載がありました。
ペット保険プリズムペット -> 掛け捨て型の終生飼養保障
ペット保険プリズムペット SBIプリズム少額短期保険https://e-ykf.com/pet-hoken/if-dog-cat.html
ペット保険プリズムペットは、飼い主にもしものことがあった際にペットを保護譲渡施設に譲り渡し、その費用を補償する保険です。また、ペットの怪我や病気に対する入院保険金や通院保険金、手術保険金も補償されます。
保険契約の仕組み
保険契約は、プランによって支払い費用は変わりますが、月額払いと年額払いの掛け捨て型。満期保険金や解約返戻金がない代わりに保険料が抑えられていると思います。また、年額払いの場合は約一ヵ月分の保険料が抑えられておりお得になっています。
保険料について
保険料については、いつでもパック保険料表に記載されています。支払い額がはっきり明示されているのもわかりやすく利用検討がしやすいと思います。
以下、いつでもパック保険料表の一部引用。※保険料は最新の資料をご確認ください。(金額の変動があるかもしれません)

ペット後見互助会とものわ -> 会員制終生飼養保障
ペット後見互助会とものわhttps://human-animal.jp/actions/pet-kouken
ペット後見互助会とものわは、互助会ということなので入会金や月々の会費を支払い、会員となった上で将来の不測の事態に備えるものです。会員に万一の事が起きた場合に、ペットの引取りや譲渡、終生飼育を行います。
保険契約の仕組み
入会金と月々の会費を支払うことでサービスが受けられます。ただし、終生飼育や一時的な怪我や入院の際の飼育費は、別途支払いが発生します。
終生飼育に関しては、1頭あたり1,000,000円の費用がかかります。一時的な怪我や入院の際の飼育費は、ペットホテルを利用し、犬は7,700円/日、猫は4,400円/日 かかります。(一ヵ月を超える長期預かりは割引有り)
保険料について
| 入会金・手数料 | 100,000円 |
|---|---|
| 月会費 | 1,000円/月/頭 |
| 終生飼育費用 | 1,000,000円~/頭 |
終生飼育費用に関しては、10㎏未満の犬猫は100万円、10キロ以上(小数点以下切り捨て)の犬猫は体重×10万円とされています。また、多頭飼いの場合であっても入会金・手数料の増減はないようです。月会費については、頭数が増える分加算されます。(2頭の場合は2,000円)
以上になります。詳しくはそれぞれの保険サービスをご確認いただけたらと思います。保険商品検討の手助けになれば幸いです。
