怪我した野良猫の治療費は誰負担?動物病院での治療費

動物病院に連れて行った人が負担する

基本的には、野良猫を連れて行った人が負担することになります。

病院ですので、受付があります。飼い主様の名前や住所を確認し、お客である貴方様から治療費をいただきます。

また、治療後に飼うつもりがあるのか意思確認もされると思います。

動物病院は、慈善事業やボランティアではない

動物病院は、「医療」というサービスを提供している商売です。

サービスを提供するには医療施設、医療設備が必要です。運営するにはスタッフが必要です。施設、設備の維持費、スタッフへ賃金を払わなければいけません。

例えば、動物病院が野良猫の治療を無料で行ったらどうなるでしょう?あの病院なら無料で診てくれる。と知れ渡れば持ち込みが増えてしまうでしょう。
野良猫を引き取ってもらえると勘違いする人も出てくるかもしれません。こうなっては病院を運営していくのが困難になってしまいます。

病院側にも手放しで受け入れられない事情があると思います。

猫にマネー

あなたは困っている人がいたら無料で仕事を請け負いますか?

友人や恩人、懇意にしている方なら無料で仕事をすることもあるでしょう。

ですが、もしあなたが飲食店を経営しているとして、通りすがりの困っている人に無料で食べさせてあげますか?

お客様が食べ終わって、実はお金に困っていてお金を持ち合わせていない。となったら無料にしてあげますか?

事情によっては無料で仕事を請け負うことはあるかもしれませんが、なかなかできないですよね。自分自身も食べていかなければいけませんし、家族がいれば養っていかなければいけませんから。

それに、全ての獣医師に人格者であることを望むのも難しいことだと思います。

治療費はいくらくらい?

治療費はいくらくらいかかるか?

症状によって変わると思います。また、動物病院でも高度な医療設備があるところは治療費も高いかもしれません。

  • 軽傷の部類に入る外傷で、一万円以内
  • 骨折などの重傷で、数万円~数十万円(骨折の仕方、部位によってピンキリ)
  • 内臓の損傷、重い疾病で、数万円~数十万円

重い症状であれば、手術、手術を行う為の精密な検査、入院等が必要になりお金がかかります。
いずれにせよお金がかかることですので、動物病院に事情を伝えた上、医療と費用の相談をしましょう。

自治体によっては、負傷動物の治療費助成制度がある

以下、東京都中央区の助成制度の例。自治体によっては、助成制度が設けられています。

東京都中央区「飼い主のいない負傷した猫の治療費の一部助成」, 2017年8月8日, 中央区

動物病院で野良猫の診療拒否はあるのか?

獣医師法に以下のようなものがあります。

第十九条 診療を業務とする獣医師は、診療を求められたときは、正当な理由がなければ、これを拒んではならない。

ですので、通常は診療拒否をすることはありません。野良猫だから、という理由で診療拒否することもないでしょう。

しかし、子供やお金を持っていない人が持ち込み、支払い能力がないと病院側が判断した場合は診療を拒否されることがあるかもしれません。

また、病院によっては、混合ワクチンの接種を受けないと診療をしてもらえない病院もあります。(他の患者の猫に病気をうつさない為)

出展:電子政府の総合窓口e-Gov「獣医師法

治療費を払えそうになければ、自治体へ相談するのも一つの手

動物愛護法には、以下のような条文があります。

第三十六条 道路、公園、広場その他の公共の場所において、疾病にかかり、若しくは負傷した犬、猫等の動物又は犬、猫等の動物の死体を発見した者は、速やかに、その所有者が判明しているときは所有者に、その所有者が判明しないときは都道府県知事等に通報するように努めなければならない。
2 都道府県等は、前項の規定による通報があつたときは、その動物又はその動物の死体を収容しなければならない。
動物の愛護及び管理に関する法律

こちらの条文に則り、自治体へ一報を入れるのも一つの手です。

どうにもならなければ、自然淘汰と割り切ってみるのも・・・

ケンカして怪我を負う猫

野良猫が怪我をして足を引きずっている、頭や手足から血を流している。その場に居合わせたら救護してあげたいと思う方がほとんどかと思います。

しかし現実を見れば、治療費はあなたかあなたの親御さんが支払わなければなりません。怪我の具合によっては万単位でお金がかかります。通院が必要だったり、入院が必要な場合もあります。

そして、治った後、その猫をどうするかということも考えなければいけません。

冷たく思う人も大勢いるかと思いますが、自然淘汰と割り切るのも仕方ない場合が多くあると思います。

野良猫なので、ケンカをします、事故に遭うこともあります。怪我は自然治癒です。

飼い猫ではなく、お金を出すほどの余裕がないなら手を差し伸べられません。

たまたま目に付いたから可哀想と思うのであって、こういう事は見えないところで当たり前のように起こっている事。

そんな風に割り切れない。理屈じゃない。そうであれば、自分にできることをしてあげましょう。


衰弱猫

以上になります。
お金はないけど、なんとかしたい。そう思われる方は心の優しい方だと思います。そんな方に見つけてもらえて猫もよかったと思います。
高額な治療費が払えなければ、獣医師に相談して応急処置の方法を尋ねてみてもいいと思います。猫ボランティア、動物愛護団体に相談してみるのもいいと思います。(管理人)


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