敷地内にうろつく野良猫。糞をされると困りますね。お庭がトイレ認定されてしまったら毎日のようにされることも。お庭の手入れを丁寧にされているお宅ならなおのこと嫌気がさすというものです。
野良猫がしていった糞。そのままにしておくこともできませんので、自力で片付けることになります。糞をどかして臭いや汚れを水で流したり、消毒したりします。手間ですが、臭いや汚れが付いたままですと、野良猫は自分の匂いにつられてまたやってきますので、取り除く必要があるのです。
さて、どかした糞は、どのように捨てればいいでしょうか?ペットの糞のように生易しいものではありません。(感情的にも)
自治体によって異なる、ゴミの出し方
自治体では、概ね3通りのゴミの出し方を案内していると思います。
- 「可燃ごみ」で出してください。
- 指定袋に入れて「生ごみ」の日に出して下さい。
- 自宅の「トイレに流して」ください。
千葉県千葉市「ペットのフン・猫砂は何ごみですか。」 千葉市
北海道豊富町「ごみの分類と出し方」(中段くらいに記載有り) 豊富町
神奈川県横須賀市「ペットのフンはどう処理すればいいか」 横須賀市
通常のゴミの出し方が地域によって異なるように、糞も出し方が異なります。焼却設備の違いや衛生面の考慮、焼却や下水に関する法律、条令の順守など、自治体によって違いが出るところです。
トイレに流して詰まらない?
「野良猫の」糞、ということであれば、あの臭いブツをわざわざ家の中に持ち込みトイレに流す方は少ないかと思いますが。
結論からいくと、詰まらないこともあれば詰まってしまうこともあります。
また、糞以外の異物、砂利だったり葉っぱだったりが付いている場合は、詰まりの原因のみならず、水道の配管を傷付けてしまうかもしれません。
猫の糞は、水分をあまり含んでおらず、固いことがほとんどです。トイレの洗浄で溶けにくく、流れにくい。ただし、猫の糞はさほど大きくないので、まとめて流さなければ詰まらないのかもしれません。
そもそもですが、お家のトイレは人用に作られていますので、動物の糞を流すのは、メーカーとしても想定外でしょう。
野良猫の糞はどのように捨てるのが良いか
こちらは、以下の記事にまとめています。詳しくは以下の記事で、ですが、要点としては
- 衛生面の配慮(素手で触れない)
- 糞は紙に包む(臭いの飛散とコバエ、ウジが湧かないように)
- 燃えるゴミとして出す(自治体要確認)
になります。
猫の糞は肥料になるのか
なりません。(なるって言えばなるんですが、そのままではNG)
堆肥や肥料って、ホームセンターやショッピングモールの園芸コーナーに売ってますよね。家庭菜園、ガーデニングをされる方ならお馴染みと思いますが、あの堆肥や肥料に(そこまで)汚いイメージはないと思います。
堆肥や肥料は、藁や枯れ葉にバクテリアを加えて肥溜めを作り、かき混ぜながら培養し、発酵させて堆肥化させたものです。なので、猫の糞をナマで使うと植物は枯れます。というか何より猫糞はクサイです。
ちょっとした疑問、動物園って大量の糞をどうしているんでしょう
こちらを書いていて疑問に思ったこと。動物園って色んな動物から大量の糞が毎日のようにてんこ盛りですよね。
アレってどうやって処理しているんでしょう?
前述のように堆肥化して、肥料として販売しているのだろうか?などと疑問がわきます。
あれこれ調べた結果を記載しようと思いましたが、管理人の推測的な意見を載せようと思います。(なのでここからは「おそらく」です)
おそらく、堆肥化して肥料として販売するには、堆肥化する設備が必要になるはずです。それも大量のものを処理できる設備。それに人の労力。
空き地の一角に置いておく方法もあるかもしれませんが、その場所を確保するにも土地代がかかります。
そして、肥料として販売するには商品化=パッケージ化しなければいけません。これにも設備と人の労力がかかります。
こういった観点から初期投資に設備費用がかかり運用していくために人件費とメンテナンス費がかかります。さらに、こうしたお金をかけてやる事業は、採算が取れなければできません。販売先も作っておかなければ売れません。
このような事から、設備費、人件費のお金の問題と採算が取れるかという課題をクリアした動物園は肥料の販売を行っており、それ以外の動物園は、ゴミ処理センターに処理費用を支払い、焼却処分をされていると推測されます。
以上になります。その他野生動物の糞は、感染症の原因菌を持つ可能性もありますので、役所や保健所に始末を依頼・相談をした方が良いかと思います。