オーストラリアでは、絶滅危惧種の保護を目的として野生の猫、200万匹の処分を計画しているのだとか。猫を天敵とする動物達も多く、こちらでは主に野良猫が天敵の動物(、昆虫)を扱っていきます。
※オーストラリアのニュースは2015年のもの。その数”200万匹“と、ものスゴイ数に聞こえますが、5年をかけて200万匹ですから1年で40万匹。日本でも数年前までは1年10万匹を超える殺処分数でしたので、絶滅危惧種の保護の観点と国土面積の違いからすると現実的な話のように思います。
ネズミ、ウサギ(齧歯類)
目の前をチョロチョロ動けば狩猟本能を刺激し、木陰や穴ぐらに隠れていれば前足でもって掻き出す。ネズミ退治と言ったらネコの出番です。それからウサギやリスなんかも同様です。※ハムスターやフェレットも猫からすれば、同じ獲物。一緒には飼うのは良くないと言われています。
スズメ、ツバメ、鳩、カラス(鳥類)
肉食の猫からすると鳥肉はごちそう。そうそう捕まえられることはありませんが、ハントする猫もいます。さらにツワモノの中にはカラスも捕食。羽をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、食します。
また、ヒナも野良猫に見つかれば、巣ごと落とされて全滅の憂き目に遭うことも。※インコや文鳥も猫からすれば、ハントの対象。食べずとも少し遊びのつもりで手を出せば、致命傷になるやも・・ストレスを与えることになり、一緒に飼うのは難しいと思われます。
ヘビ
ヘビを食べるなんて本当?と思い、youtubeで捕食の動画がないか調べてしまいました。本当に食べるんですね。ヘビ。しかも頭から食べようとするものだから何度も噛み付かれていました。噛み付かれても折れない心は素晴らしい。
カエル、トカゲ
カエルやトカゲは食料というより、遊び相手にしているような気がします。前足で小突いてみたり、追っ掛けまわしたり。もちろん終いには食べてしまう猫もいるようです。
ゴキブリ
本能的に猫を恐れるようで、猫の糞尿や抜け毛などを嫌い、忌避効果もあるそうです。昆虫で言えば、バッタやムカデ、セミ、蝶々に蛾も同様。おもちゃにしたり食べてしまったりします。昆虫だと足だけ食べ残します。固くて食べづらいんでしょうか。
アマミノクロウサギ
国の特別天然記念物であり、鹿児島県奄美大島の固有種のアマミノクロウサギも例外ではありません。野猫に捕食されてしまっており問題となっています。環境省では希少種の保護や生態系保全を目的としたノネコ管理計画を2018年より進めています。
他には、家で飼っている金魚をやられてしまったり、ニワトリが餌食になる場合も。亀を飼っているお宅も野良猫には注意をした方がいいということです。(捕食もそうですがイタズラをして動物が弱ってしまうこともあります)