ドラ猫にどら息子、ドラえもんにどら焼き、「ドラ」にも色々ありますが、「ドラ」って?
もちろん辞書で調べればそれで解決なのですが、諸説あるようです。管理人的にしっくりきたものをいくつかあげていきたいと思います。
goo辞書「「どらねこ【どら猫】」の意味」, goo辞書
打楽器の「銅鑼」からきた説
放蕩息子がお金を使い果たして、金が尽きる。
「金を尽く」→「鐘(かね)を突く」→「銅鑼(どら)を突く」
金と鐘、鐘と銅鑼、尽くと突くをかけたというもの。
昔の遊郭では銅鑼がぶら下がっていたこともあり、遊郭で遊び呆ける放蕩息子からも連想されていると思います。
そんな放蕩息子は、「どら息子」ですね。
道楽の略語
「どら」を辞書で調べると、怠惰、道楽(どうらく)、放蕩。また、その人を指す。
道楽(どうらく)を略して「どら」
野良猫からの連想
野良猫→道楽猫→「どら猫」
野良猫+泥棒猫→のら+どろ+猫=「どら猫」
また、のら猫の「の」は、「の(退)け」を「どけ」と言い替わる場合がありますね。
「の」が「ど」に置き換わっても受け付けない程の不自然さがないのもわかる気がします。
車に轢かれやすい猫
放し飼いの猫や野良猫は、車に轢かれることがよくあります。そんな猫の特徴から
車に轢かれる猫→ドライブ中に轢かれる猫→「ドラ猫」
といった冗談めかしたものです。あまり真剣には聞かないでください。
ドラえもんの由来
こちらは「ドラ猫」からの連想の「ドラ」。作者の藤子・F・不二雄先生が語っていたことなので確かでしょう。
ですが、「えもん」の方は語られていないようです。昔の名前にあった、「右衛門」や「衛門」から付けられたというのが有力のようです。未来のネコ型ロボットに古い時代の名前が付けられるのも面白いですね。
「えもん」が平仮名なのは、理由があり
ロボット調査員に名前を聞かれたドラえもんが、ドラまではカタカナで書けたけど、えもんのカタカナが思い出せず、
平仮名で「ドラえもん」と書いたというところから。
ドラえもんの生い立ちは、不良品だったとか、ネジが一本抜けてしまっている。などあり、カタカナが思い出せないど忘れっぷりも面白いエビソードですね。
どら焼きの由来
「銅鑼」の形から。