追い掛けてもちょっと走って・・歩き、立ち止まり、振り返る・・
庭や花壇に入ってきてしまった野良猫を見て、コラー!と追い掛けると、走り去ったと思いきや少し距離を取って歩いていたり、立ち止まって振り返っていたりしませんか?
毎度、庭に糞をされたり花壇にマーキングをされたりしていると、その姿がなんとも腹立たしく思うものです。
管理人も被害に遭っていた当初は、なぜ途中で立ち止まったり振り返ったりするのが謎でした。猫にもそれぞれ個性はありますが、おそらくこうだろうというところで記載します。
先にまとめ
- 足は速いが持久力がない。(全速力で走れるのはせいぜい20秒)
- 猫の狩猟は、巣穴を襲ったり、通り道で待ち伏せる短期決戦。
- なるべく体力を消耗しないように安全圏と思える距離を保ったら必要以上に走らない。
- しかし警戒は怠らない。振り返って危険がないか確認する。
野良猫の足の速さ、持久力
猫の走るスピードは、時速50km。100mを6秒ちょっとで走り切る速さです。もの凄く速い!しかし、持久力はさほどなく、全速力で走れるのは10~20秒程度。
ネコ科で足の速さに定評がある、チーターは時速90km程度出るようですが、同じく持久力が乏しい。追跡できるのは20秒程度で、それまでに仕留められなければ狩りは失敗に終わります。
猫の狩猟
野生の猫がネズミを捕食する際は、巣穴や通り道でじっと待ち、様子を伺いながら忍び寄り、時が来たら、一瞬で飛びつき、噛み殺す。待ち伏せて狩りを行います。
野良猫達も餌をくれる家の前で、餌が運ばれて来るのをじっと待ち、ゴミを漁る場所ではゴミが捨てられるのを待ち、ゴミを漁ります。これもある意味待ち伏せしてますね。
体力の消耗をしたくない
足は速いですが持久力がなく、待ち伏せして一瞬にして仕留める狩りをする必要がある為、極力、体力は消耗したくないところでしょう。
警戒は常に
逃げて距離を取っても警戒は常にしており、振り返ったり、耳をそばだてたりし、身の危険がないか確認をしている。
(補足)よく寝るのは体力温存のため
持久力がなく、狩りは短期決戦。狩りに失敗すると次いつ食べられるかわかりません。なので、常日頃から体力は温存しておきたいもの。よく寝るのもその一因でしょう。
その他、自分の縄張りは守らなきゃ!でも人間が怖い・・追い掛けてきてないかな。チラッチラッと、確認していることも。逃げる時も基本は自分のテリトリーの中で逃げ道を探したり、隠れたりしています。
あるとき管理人が追い掛けた際に、曲がり角の先でいつものごとく歩いていたことがありました。
人間なめんなー!と追い抜いてやったときがあります。追い付いたときにビックリして、同じ方向に走ってきて追い掛けっこ。もちろん抜かれましたが、逆方向に逃げないパニックダッシュ。
その後、その猫に関しては、管理人を見掛けたらすぐさま逃げていきます。
以上