猫を飼っているとゴキブリが出なくなるって、猫飼いの間ではよく聞かれるものです。でも、出るお宅もあるって聞くし、この差は何があるのでしょうか。
虫取り上手な子かそうでない子の差なのか、単なる迷信か?
猫を飼うとなぜゴキブリが出なくなるのか、出てしまうお宅と出ない家にはどんな差があるのかなどまとめました。
▼目次
1匹見つけたら100匹いるG
これも迷信のように言われます「1匹見たら100匹いる」
ゴキブリは、単独でいることはなく、集団で生息する昆虫です。
また、繁殖力が強く、1回で20~30個産卵します。さらに産卵は、1年の間に10回以上。
1匹見つけたら家のどこかに隠れている他のゴキブリも必ずおり、その数は、数十匹、多ければ百匹以上いてもおかしくないということです。
100匹いてもそんなにたくさんの数は見かけないG
とは言え、100匹以上いる。と言われても普段生活しているとそんな数は目にしないと思います。
これは、ゴキブリが夜行性であることに加えて、警戒心が強く人の気配がする場所には近寄らないからです。
家に帰り、電気を点けたらGがいた。
こんな経験をした方が多いのは、ゴキブリが夜行性であり、人の気配がしない時に行動していることを表していると思います。
Gの天敵
よく言われるGの天敵は、
- ネコ
- ムカデ
- クモ
これらは、捕食者、ゴキブリが被捕食者。捕食者の生息する場所に近寄らないことは、生物の本能として備わっているものです。
また、人間も最大の天敵と言われる程の殺戮マシーンであり、発見されると絶叫を上げ、執拗に、確実に仕留めるべく追い立てられるわけです。加えて、この殺戮マシーンは、即死攻撃を持ち、毒ガスなどの兵器を持ち出すことがあります。
これを天敵と言わずして何と言いましょうか。ですので、人の気配というのもゴキブリからすると最も危険なものとして感知しています。
2大天敵のいる部屋には寄り付かない
人が住んでいる家というものは、日中家を留守にするお宅は、人の気配がありませんし、夜中は寝静まって静かです。そこには、餌となる物もたくさんあるので、危険を冒してまで生息することがあるのですが、猫がいると話はまた別です。
猫を飼われていることで、日中家を留守にする時間帯でも、捕食者の気配を感じます。夜中の寝静まった時間帯でも、猫が活動していることもあります。そしてその捕食者は夜目も効くときています。
常に人や猫の捕食者の気配がする場所となるため、警戒心の強いゴキブリは、よっぽどのことがない限り居着かないという理屈です。
この理屈から多頭飼いされているお宅の方がよりGがいないことが多いと思います。
猫飼いなのにGが出てしまう家
猫飼いなのにゴキブリが出てしまう家なら・・・
- 置き餌をしていませんか?それはウェットタイプではありませんか?
- 猫が自由に行き来できる部屋が限られていませんか?
- 老猫などであまり動かない猫だったりしませんか?
- 近所に飲食店がありませんか?
- Gに快適な空間が多くないですか?(暗くて狭く隙間が多くて、じめじめしてて餌が豊富)
他にも一軒家とマンションの差。マンションであれば高層階の場合、ゴキブリは出にくいと思います。それから、北の寒い地域では、ゴキブリは多くなく、いたとしてもチャバネのGです。クロGはいません。
特に、餌と水を置きっぱなしにしていると夜中に訪れてしまっている可能性が高いと思います。
以上になります。猫もGをハントしてくることがありますが、あまり食べてはいない様子。もし食べちゃっても手足って残します。いや、そう考えると猫をチュッチュ愛でるのも躊躇してしまいますね。