近所の放し飼い猫に困っている。猫対策どうすればいい?

糞や尿、車の上に乗っていたり・・・

 ご自宅の庭を我が物顔で歩き回り、花壇や家庭菜園には糞だらけ。そんな迷惑な猫がご近所さんの飼い猫だったりすると本当に困りますよね。

困っているけどご近所付き合いもあり、どうすればいいのか悩んでいる方もいらっしゃると思います。

また、どちらのお宅の猫なのかわからない。放し飼いの猫なのか野良猫なのかもわからない。そんなケースもあると思います。

こちらの記事では、そんな猫の対応方法としてどんなものがあるかを記載します。

▼目次

  1. 近所の放し飼い猫への対応方法
  2. 飼い主不明の猫への対応方法

近所の放し飼い猫への対応方法

隣の家の飼い猫や近所の飼い猫の場合、飼い主がいる(=所有者がいる)ことになります。この点を踏まえて対応を考える必要があります。

ご近所さんも困っていないか情報収集

ご近所付き合いがあるなら、ご近所さんにさりげなく同じように困っていないか聞いてみましょう。困っているのは自分だけじゃないのは心強いですし、協力してもらえるかもしれません。

また、誰かに相談する際、〇〇さんも被害に遭っていると伝えられます。

町内会へ相談

取っ掛かりとして、町内会などの自治会への相談が第一歩と思います。会長さんが直接注意をしてくれたり、回覧をまわしてくれたりします。
※飼い主の方が町内会に入っていないケースもあり。

役所へ相談

役所に相談してもなかなか動いてくれないことは承知の上。猫よけを進められたりして終わることもありますが、相談できるところは限られていますので。

保健所へ相談

糞尿や車への傷、花壇を荒らす等、実害が出ているのであれば、動物愛護法でいうところの適正な取扱いができていないことになります。保健所から指導をしてもらえる場合があります。

管理人の地域の保健所では、被害の内容とそれが継続して行われていること、適正飼養とは言えない状況をお伝えし、どちらのお宅の猫なのかが特定できている場合は、飼養管理について指導をしてくれました。(正確に言えば、最寄りの保健所がやや離れた場所であったため、保健所から役所へ連絡が行き、役所の職員の方から直接指導をしていただけました)

いずれにせよ、保健所もこの手の相談は数多く受けて手馴れていると思いますので、何かしらの手助けをしてくれると思います。

それでもダメなら弁護士へ

・・・というのは簡単なのですが、なかなかハードルが高いのも事実。しかし、管理人の場合は野良猫ですが、糞尿の被害に遭っている相談をしたところ、最終的には損害賠償請求を起こすくらいしか手がない話をされました(役所の職員)。不適切な飼養管理の注意や指導はできますが、罰則規定がないため結局はその人のモラル次第になってしまいます。要は泣き寝入りみたいなものですが、現行法では難しいようです。

※ハードル高く現実的には相当な被害に遭われていないと訴訟を起こすことは大変かと思いますが、一応の記載をしています。

実害が出ていて、何をしても改善されなければ、修理代金を請求する等、民事訴訟を起こせます。被害現場の写真やビデオを証拠として取っておきましょう。
(相談にもお金がかかりますので、まずは無料相談ができるところへ)

弁護士に相談する際に、その他の対応を地道にしてきたなら、その実績がきっと役に立ってくれます。

アパート、マンションで困っている場合は大家へ相談

賃貸のアパート、マンションでベランダ、駐車場、共用スペース等で困っている方。一度、管理規約を確認してみてください。ペット可の物件でも室内飼いのみ可の場合が多いと思います。

大家さんへ注意等の対応を依頼しましょう。また、管理規約違反になりますので、退去を求めることも可能だと思います。

見も蓋もない対応方法

  • 自衛する(猫よけ対策)
  • 我慢する
  • 自分が転居する

以上、いかがでしたでしょうか?状況に合った対応ができればと思います。

※飼い主の方へ直接訴えかけることは、ここでは挙げませんでした。ご近所トラブルになり、余計な悩みが増えたり、アナタが猫を嫌悪していると勘違いされ、その猫に何かあった際に近所に吹聴され犯人に仕立て上げられることだって考えられます。

特にご近所さんがどのような方なのかわからない場合は、絶対に直接訴えかけるのは避けるべきと思います。

飼い主不明の猫への対応方法

 動物の所有者であることは、動物愛護法において以下のような猫に該当します。

第三章 動物の適正な取扱い
(動物の所有者又は占有者の責務等)
第七条 6
動物の所有者は、その所有する動物が自己の所有に係るものであることを明らかにするための措置として環境大臣が定めるものを講ずるように努めなければならない。
出展:文化庁「動物の愛護及び管理に関する法律」

とあり、

環境省「動物が自己の所有に係るものであることを明らかにするための措置(平成18年環境省告示第23号)」, 2006年, 環境省

の文書にあるように、首輪、名札、マイクロチップ、入れ墨、脚環等に所有者の氏名及び電話番号等の連絡先の情報が付されている必要があります。
(首輪があっても所有者の氏名、連絡先がなければ、所有者不明の猫扱い)

これらを踏まえて飼い主不明の猫への対応を考えます。

保健所へ引き取ってもらう

保護(捕獲)は、ご自宅の敷地内で、人知れず行うのがベスト(猫好きの方もいらっしゃいます、アナタが猫を嫌悪していることを知られると、猫好きの方とトラブルになることもありえます。)

また、所有者不明の猫が敷地内に侵入し被害に遭っている状況ですので、保護(捕獲)の際、怪我を負わせることのないよう十分に注意を払えば、みだりに傷付け、苦しめることには該当しません。

※地域によっては引き取りを拒否する保健所もあります。事前確認の上、実行に移すか判断が必要です。

保健所では、譲渡の務めがあります。

保健所での引取りは、殺処分になってしまう。という方もおられますが、確かに現状ではそうなのかもしれません

しかし、動物の愛護及び管理に関する法律では、以下のような条文があります。

動物の愛護及び管理に関する法律

(犬及び猫の引取り)
第三十五条
4 都道府県知事等は、第一項本文(前項において準用する場合を含む。次項、第七項及び第八項において同じ。)の規定により引取りを行つた犬又は猫について、殺処分がなくなることを目指して、所有者がいると推測されるものについてはその所有者を発見し、当該所有者に返還するよう努めるとともに、所有者がいないと推測されるもの、所有者から引取りを求められたもの又は所有者の発見ができないものについてはその飼養を希望する者を募集し、当該希望する者に譲り渡すよう努めるものとする。


引用元:動物の愛護及び管理に関する法律

保健所には、所有者への返還や譲渡の努力義務があります。一部の自治体では殺処分ゼロを掲げているところもあります。被害に遭われている方も殺処分をしたいために保健所に持ち込むわけではありません。生活被害をなくしたいだけなんです。ある程度の被害なら我慢もできますが、毎日となると本当に精神的にまいってしまいます。所有者への返還や譲渡を保健所の努力義務に任せてしまうことは、そこまで悪い事ではないと思うのです。

警察へ拾得物として届ける

警察に拾得物として届け、警察から保健所に届けてもらいましょう。
仮に飼い主がいて迷い猫になっているのであれば、当然警察や保健所にも連絡しているでしょう。その場合は飼い主が引取りに来ます。

※警察へ届ける際は、以下の文書を持っていくと手続きがスムーズに進むと思います。

環境省「所有者の判明しない犬又は猫その他の動物が拾得された場合の取扱い等について」, 2014年1月14日, 環境省

その他の対応方法

  • 自衛する(猫よけ対策)

以上になります。
ご近所さんとの関係もあると思いますので、慎重に対応ができたら。と思います。アクションを起こす前に一度、ご近所さんとの関係も少し見直してみてはいかがでしょうか?
人情沙汰は怖いです。自分は悪くなくても色々な方がいらっしゃいます。

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のらねこらむプロフィール

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のらねこらむ管理人

2017年4月に新居へ引っ越した直後から野良猫に悩まされる。
日々、野良猫との領地争いを繰り広げています。

対策グッズのほとんどは、実際に買って・試した結果をまとめたものです。
当サイトの情報が皆様の野良猫対策の助けになれば幸いです。
詳しいプロフィールは、こちら

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