餌をねだりに来るのに近寄ると「シャー」餌を食べている時でも時折「シャー」寝ている側を通りがかった時の突然の「シャー」ちょっと見ただけなのに「シャー」
野良猫に多い「シャー」という鳴き声です。管理人の近所の野良猫はさほどしませんが、それでも時折「シャー」します。
「シャー」というのは威嚇の意味と言われますが、あれ、どこで覚えてきたんでしょうか?
猫の「シャー」は天敵のヘビの出す音を真似たと言われています。猫の祖先はリビア原産で、砂漠地帯に多いヘビの身を守る様子を真似た。という説のようです。
ダーウィンの進化論並みの説ですが、飼い猫でも「シャー」する子がいますね。仔猫の頃から飼われている子であれば、誰から教わったわけではなく「シャー」してるってことになります。本能に埋め込まれている。と考えると、ヘビを真似た説も確かに・・と思うところがあります。
「シャー」は威嚇の意味が含まれているのは確かでしょうが、猫サイドからすると様々な場面で色々な理由がありそうです。
勝手に猫サイドの気持ちを代弁しました。
「エサは欲しい。だが、お前はイラナイ。どっか行くんだ!」
餌をねだりに来る割には近寄ると「シャー」これをされる場合は、
「お前に用があるんじゃない、エサに用があって来たんだ。早く出して、どっかに行くんだ!」
「このエサはオレのものなんだ。やらないぞ。お、奪う気か!?」
エサを食べながらでも時折「シャー」するような場合は、
「オレのエサなんだ。近寄るなよ、やらないぞ、奪うんじゃないぞ!」という牽制。
「ちょっとなら撫でていいから撫でなさいよ!早く!あーもう、そこぢゃない!もう触らないで!」
ゴロゴロ喉を鳴らしながら近寄ってきた割には、撫でてみると「シャー」
「ちょっとくらいなら撫でてもいいんだからね♪ もう、早くしなさいよ。ワタシがいいって言ってるのよ!ナニやってるのよ!そこぢゃないでしょ。もういいわよ!」ですね。
「誰よ!?近寄らないで・・・なんだ貴方かっ!もうバカァ~!」
近寄る際に「シャー」とされるが最初だけ。その後すり寄ってくるような場合は、
誰だかわかる前までは、怖いので近寄らないで!わかった後は、「な~んだ、アナタね♪」
「ナニ見てんだよ!んっ!?やる気か、おっ!やる気なのか!」
目が合っただけで「シャー」肉食動物は目が合うと狙われていると感じてしまいます。目を見ている=ケンカを売られている。と思ってしまいますね。
野良猫と仲良くなりたくて、ニヤニヤしながら目を見開いてガン見でもしようものなら、狙われていると思われても仕方ありません。仲良くなりたい場合は、目を細めて見る方がいいでしょう。大きく見開くと怖がります。
「ココはアタシの居場所!わかっているわね!アタシが言っているのよ!ほんとは怖いのよ!やめて!シャー!」
ちょっと近寄ろうとしただけなのに「シャー」するような場合は、「ワタシの縄張りに入ってくるんぢゃない!」というお怒りと恐怖心から。
「オレが先にココに居るんだ。あっちいけよ!来るんぢゃない!来るな!シャー!」
こちらも日光浴や寝ているところに近付いた際に「シャー」される場合は、
「ココはオレの縄張りだ!」縄張りを守るための防衛反応の威嚇(と恐怖心も)
「アナタ、臭うわね。ワタシ以外の誰かと仲良くしてたりしないでしょうね!不潔よ!近づかないで!シャー」
不潔。は余計でした。犬や猫を飼っている方などで、他の動物のニオイがついていた場合に、警戒することがあります。
「アタシの子供に何かする気ね!アタシは強いのよ!大きいのよ!何よ?怖くなんかないのよ!とにかくこっちに来ないで!シャー」
子育て中の母猫に近付いた場合、高確率で「シャー」されます。子育て中は、気が昂っているので近づいてはいけません。引っ掻かれたり噛まれたりする恐れもあるので止めましょう。
以上になります。人でもいますね「シャーッ!ペッ!!」世に言う痰(たん)吐き。汚い。それから、ボクシングの亀田兄弟も「シャー!オラー!!」って言っていました。あれは気合を入れているって感じですね。