地域猫活動の実態は?ニュースから見る問題点

地域猫活動が問題になるケースが多いことはご存知でしょうか?

減るはずだった糞尿被害、野良猫自体の数、ルール無視の餌やり、増える捨て猫、住民間トラブルへ・・

このような様々な問題が起こるケースも少なくないことから問題点がいくつもあるようです。
地域猫の問題点をニュースを参考に整理したいと思います。

地域猫地域猫とは?1分でざっくり説明

地域猫をざっくりと。要点を。

和歌山県「成果の一方で不満も 地域猫対策の県条例」

和歌山県「成果の一方で不満も 地域猫対策の県条例」, 2017年5月26日, わかやま新報
(最終閲覧日:2017年11月20日)

苦情件数について
「同市には昨年度、糞尿や鳴き声などの苦情が例年と同程度の94件寄せられており、今のところ猫についての地域の苦情解決にはつながっていない。」
と記載がありました。

昨年度から対策が始まって、一年が経過したところですので、これからというところと思います。

また、何かを始めた際には課題は付いて回るものかと思います。いきなり完璧に活動することは難しいです。少しずつ課題を解決しながら猫の数も自然減していけば、成果が少しずつ見えてくるのかな。と思います。

それから
「残った餌を他の野良猫が食べることや、猫が安心して暮らせる環境にあることから、捨て猫の増加なども懸念」
この点については、

  • 餌やりのルール(置き餌をしない)の徹底
  • 捨て猫の扱いの明確化
  • 地域猫として管理できる適正数を予め決めておく

などを徹底し取り決めを行っておくことで、改善が可能なのではないかと感じました。

福井県小浜市「「猫小屋」に放火、1匹ひげ焼く」

福井県小浜市「「猫小屋」に放火、1匹ひげ焼く」, 2017年6月20日, 福井新聞ONLINE
(最終閲覧日:2017年11月20日)

保護活動の代表の方の話として

「2年ほど前から小屋内を水浸しにされるなどしていやがらせを受けていた」

とあります。この話から猫を不快に思っていた人の行動がエスカレートしてしまったのかもしれません。

この事件を鑑みるに以下の点はどうだったのでしょうか?

  • 本当に地域住民と合意形成ができていたのか
  • 合意できたルールが守られていたのか
  • 住民の不満を受け止める場所はあったのか

この辺り、活動開始後、うまくフォローができる体制が整っているかで成否が変わってくると感じました。
ですので、地域猫活動を継続的に行っていくには、

  • 地域猫の合意形成を執り行う推進力
  • 問題を対処できる体制
  • 活動を継続的に行える体力

地域住民の理解と協力はもちろん不可欠ですが、主となって活動していく方々の管理運営能力が求められると思いました。
(地域猫なので地域の方々が「主」だ。というのは筋かもしれませんが、活動自体の管理は不可欠と思います。(誰が「主」となってやるにせよ))

兵庫県「ブームの陰では… 猫との共生へ、兵庫県が指針」

兵庫県「ブームの陰では… 猫との共生へ、兵庫県が指針」, 2017年8月8日, 神戸新聞NEXT
(最終閲覧日:2017年11月20日)

「同センターと県内4支所で殺処分された頭数は、2008年度の4614頭から15年度は2260頭に半減。啓発活動の浸透などで飼い主のモラルが一定程度向上しているとみられる。」

上記のように猫の問題の取り組みを行った結果、殺処分数が減った。という記事をよく見かけます。しかし、取り組みを行ったことと殺処分数の減少の因果関係がはっきりと示されていません。

殺処分数は、全国的に減少傾向にあり、これは、平成25年9月1日に動物愛護法の法改正が施行され、所有者の終生飼養の義務保健所で特定事由の引取り拒否の条項が追加されたことが大きいと思います。

また、
「苦情・相談件数は15年度で2998件に上り、08年度の1・8倍に増えている。」
とありました。

数字だけ読み取れば、殺処分数が減った分、苦情・相談件数が増えた。ということになります。
おそらくですが、地域で容認、管理できる数を超えてしまっているのだと思います。

宮城県「<にゃんとワンポイント>増殖抑制へ最良の策」

宮城県「<にゃんとワンポイント>増殖抑制へ最良の策」, 2017年8月4日, 河北新報ONLINE NEWS
(最終閲覧日:2017年11月20日)

こちらの記事の内容では、野良猫増加の問題と地域猫活動の理解と普及について書かれています。
どんな問題点が?というと実害的な記載はありません。しかし、以下の部分

「地域猫活動の目的は、「野良猫の減少」と「地域社会における猫と人間の共生」です。」

「野良猫の減少」はその通りと思いますが、「地域社会における猫と人間の共生」はどうかな。と。

これは環境省の地域猫活動を説明する資料にもあるものです。
しかし、地域猫活動を始めるということは、その地域で何かしら猫の問題が起きていると思います。何も問題なければ、「地域猫」なんて看板ひっさげずにそのまま生活していると思いますので。
(もしくは問題は起きているけど、被害に遭われている方々が菩薩のように心が広く問題になっていないとか)

野良猫被害に遭っている方からすれば、共生と言われてもなんだかな。って思うものです。

地域猫活動の目的は、「野良猫の減少」と「猫が起こす問題への対処」なら被害に遭われている方、猫嫌いな人からも理解が得られやすいかと思いました。


以上になります。
その他には、他の地域の住民が餌をやりに来てしまったり、地域猫が不審死したニュースもありました。


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