車で出かけようとしたら、車の下に野良猫が居座っている。
人が近づけばほとんどは逃げ去っていくものですが、時折じっとされたり、ずぶとい猫の場合は居座ってしまいます。
これが地味に困る。
往々にして急いでいる時に居座られるから余計に困ります。
このような時に身近なもの、手持ちのもので野良猫にどいてもらう方法をまとめました。
- 確実な方法「水をまく」
- 霧吹きのようなものでも代用可ですが
- 水が撒けない場合は「音」で
- 「匂い」で退散してもらう
- ホウキや傘など棒のようなもので追い出す
- 車の下に野良猫を居着かせないためには
- 本格的に野良猫対策をするなら
確実な方法「水をまく」
もし、車の近くに蛇口があってバケツやホースなどがあれば水をまくのが手っ取り早いです。野良猫に直接かけなくても居座っている付近に撒いてあげるだけでも逃げていきます。地面を濡らすようにじわっと撒いてあげるのが良いでしょう。
ペットの猫がお風呂やシャワーを嫌がる話を聞いたことがあるかもしれませんが、猫は水が苦手なものです。確実に効きます。
霧吹きのようなものでも代用可ですが
霧吹きや水鉄砲でも野良猫に直接ふりかけてあげれば、嫌がってどいてくれます。ですが、霧吹きや水鉄砲をカバンに入れていたり、車に常備していることの方が少ないと思います。ご自宅にあればになりますが、あるなら試す価値はあります。
水が撒けない場合は「音」で
蛇口は近くにない、水を撒ける場所ではない場合は音を試してみましょう。猫は聴覚がすぐれているので耳障りな音、大きな音はストレスになります。
- クラクションを鳴らす。
- ドアをバンッ!と強く閉める。
- エンジンを噴かす。
簡単なところはこの辺り。
この他、もう少し穏便に済ませる手段を考えるならスマホで超音波の疑似音を出すこと。
猫が嫌がる音は、大体18~23kHzと言われる高周波です。
youtubeなどで「モスキート音」を検索すれば、サンプル音源がたくさんあると思います。10kHz~20kHzのサンプル音源になっているものがあるので、超音波装置がわりに使えます。
音量を大きくして野良猫に向かって聞かせてみてください。
管理人がやってダメだった音
手を打ってパチンと大きな音を立てたら逃げてくれるかなとも思ったのですが、気を引く程度かちょっとビックリしたくらいでどいてくれませんでした。
ただ、警戒はするのでその場から離れてあげると、しばらくして移動してくれることが多いです。
野良猫としても警戒はしているみたいですが、身の安全を確保してからでないとその場から動けないみたいですね。
「匂い」で退散してもらう
もし、香水を持っているなら野良猫のいる付近の地面にふりかけてみましょう。猫は嗅覚に優れており、香水の匂いは猫にとってきつすぎます。強烈な匂いを嗅がせて退散してもらうという方法です。
さらに、柑橘系の香水であれば、酸味を嫌う猫からするとより嫌なものです。効果が期待できます。
※車のサビ付きが心配の場合は、止めておいた方がいいでしょう。
ホウキや傘など棒のようなもので追い出す
物理的なもので追い出すのはもちろん可能だと思います。
難点はこの程度のことならまたすぐ来てしまう。ということです。
また、荒業になりますが車の下に潜り込む勢いで足を突っ込んであげるのもビックリして移動してくれます。(服の汚れなどを気にしてなかなかできませんが、本当にどいてくれます)
車の下に野良猫を居着かせないためには
雨宿りなどで一時的に来てしまった野良猫は仕方ないのですが、昼寝などしに休みに来てしまう場合は、よく訪れる場所となってしまっています。この場合、野良猫が来ないようにしないと何度も来てしまい解決しません。できるところから対策を講じていくのがいいと思います。
- コーヒーかすを撒く。
- タバコの吸い殻を撒く。
- 市販の忌避剤を撒く。
- いが栗、松ぼっくりを置いておく。
野良猫が嫌がる匂いで遠ざけるのなら、コーヒーかす、タバコの吸い殻、市販の忌避剤などを車の下に撒いておくのが簡単にできるところだと思います。タバコの吸い殻は、穴を空けたビニール袋やキッチンの水切りネットの中に入れて、猫がよく居座っている辺りに置いておくといいでしょう。(風で飛ばされないように小石を入れておくとベスト)市販の忌避剤はお金はかかりますが、一度撒けば1ヵ月程度効果が持続するものが多いので、試してみる価値はあると思います。(100均でも売ってます)
いが栗、松ぼっくりは物理的に居座れる場所を作らない方法ですが、ある程度の物量が必要ですし、見栄えの問題もあります。ただ、落ちている物で試せるならお金はかかりませんし、この方法で寄り付かなくなるのか様子を見るだけでも無駄ではないと思います。(執着度合いが強くなければ退散して別の場所を探してくれるかもしれません)
この他、野良猫を見つけたら必ず水を撒いたり、いなくても定期的に水を撒いておくのも効果的です。この場所にいると水が流れてくる、水をかけられる。という出来事は少なからず野良猫も覚えているので、相当な執着心を持った野良猫以外は徐々に敬遠してくれるはずです。(こちらもかなりの根気を要しますが)
水を撒いたり、嫌がる匂い、物理的に入らせない方法にしろ、続けていくことが大事で安心して休めたり身を潜める場所でないことをわからせることが重要です。続けていけば徐々に効果が期待できると思います。
逆に、ホウキや傘などで物理的に追いやる方法は、人を怖がるだけで、人がいなければまた来てしまいます。それこそ何度も来てしまうなら何度でも追い出さないと、その場所から離れてもらうことは難しいでしょう。
いずれの方法も簡単に来なくなることは少なく、野良猫が縄張りの一部と考えてしまっている場合は、根気が必要なのが現実です。
本格的に野良猫対策をするなら
車の下に猫が居座るだけでなく、ボンネットなどに乗られたり、タイヤで爪とぎ、糞尿などでも困っている場合は、野良猫対策が必要です。
愛車を守る術は、以下にまとめてみました。お時間あればご参考ください。(一部重複する部分もありますが、ご容赦ください)
以上になります。管理人も車の下に忌避剤を撒いていたことがありました。しかし、家の駐車場は少し傾斜がかかっていて、雨になると忌避剤のほとんどが流れてしまいます。効果の有無をあまり語れないのですが、試す価値はあると思っています。