まずは結論から
- 生活保護でもペットは飼える(飼ってはいけない。という決まりはない)
- ただし、ペットがいることで生活費が賄えないようであれば、飼育困難と判断される場合があり得る
ペットについては、賃貸物件の家賃が住宅扶助内に収まることと、ペットの飼育によって生活困難にならなければ、おそらく問題はないのでしょう。
また、生活保護費の使い道について、報道でパチンコがよく取り上げられますが、あれも禁止されているというわけではありません。あくまで、生活が成り立っていれば基本は何をしても構わないわけです。(世間の目は厳しいですが)
もちろん、担当窓口になる福祉事務所、ケースワーカーの判断によるところも大きいので、きちんと相談をしておくのが良いのだと思います。
と、ここまでが飼えるか飼えないかって話。でも飼っていても問題ないという制度のはずなのに、
「生活保護なのにペットなんて飼うな」「分不相応だ」「ペットは贅沢品だ」
と、思う方がいるのも事実。生活保護制度の目的としては、
『健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長すること』
なのですが、税金で生活しているんだから「最低限度の生活」をしろ。ってことなんだと思います。世間は手厳しいです。
ですが、「健康で文化的な」の部分が抜け落ちてしまっているんですね。
- 健康=医療面
- 文化的=衣食住(にプラスして趣味・趣向の部分)
のどれも欠ける事がない。ということだと管理人的には理解しています。
ペットについては、何匹、何十匹と飼っていたりしなければ飼うこと自体は問題ないと思います。ただし、病気やケガをしてしまったときには治療費が万単位でかかることもありますので、ペット保険に入っておいたり、生活保護受給中に認められる貯金の範囲内で蓄えておくことが必要になってくると思います。