【2022年1月最新情報更新】
猫よけを色々試してみたけど、あまり効果がなくて・・・。どうせ猫よけするなら確実な方法を取りたい。スプリンクラー(散水機)なら効果があるって聞いたけど・・・。
様々思いを寄せて、スプリンクラーを試そうか検討していると思います。
そして、ほとんどの猫は水を嫌い、スプリンクラーの散水範囲に寄り付かなくなることは確かです。
しかし、他の猫よけグッズと違い、大掛かりな仕掛けで価格もそれなり。加えて、猫よけの為だけに使うと考えると失敗もしたくありません。
スプリンクラーを選ぶ際のポイントを踏まえて、購入検討の助けになればと思います。
紹介するスプリンクラーの商品名
- コンテック社 自動スプリンクラー
- 動物駆除器 自動スプリンクラー
- Beast Buster「ビーストバスター4」※2020.4.10時点 取扱い無し
- Orbit社「ヤード・エンフォーサー」
- 鳥獣よけスプリンクラー Newガーデン・スプラッシュ
※一部取扱いが無いものも含みます。探せば取り扱っているお店もあるかもしれませんが、在庫があればになると思います。※管理人がamazon, 楽天, ヤフーなどを確認した限りでは一部製品は見つけられずです。※ビーストバスター4に関しては、2017年モデルです。後継機が出れば購入が可能になると思います。
2022.1.28時点で、猫よけ(動物よけ)のスプリンクラーは、全て外国製になります。
スプリンクラーの選び方、ポイント
センサー感知式
赤外線センサーで感知、感知後に散水する機能。夜間も感知可能です。これがないとただの散水機になってしまうので、必須の機能になります。
感知範囲は、多くの製品が100°~120°程度の広角、直線距離も10m程度のものが多く、ほとんどがカバーできる範囲だと思います。感度調整の機能がついていれば、より良いと思います。
散水範囲
散水範囲の調整が可能かどうか。
首振り機能や角度の調整有無、飛距離の調整有無。
この辺りがあると設置場所や庭の広さなどに対応がしやすいと思います。
散水量
散水量は、噴射時間や飛距離で変わってきます。散水量が多ければ、水道代も多くかかります。
この辺りが調整可能なのかもポイントだと思います。
また、1回の散水量は以下が目安になります。
3秒間噴射 | 400-500ml |
5秒間噴射 | 600-800ml |
10秒間噴射 | 1500-1800ml |
電源
電池式か、太陽光発電か。
電池式の場合、電池交換が必要です。太陽光発電の場合は、日陰になりやすい場所などでは不向きになります。
設置やメンテの手間
猫よけのスプリンクラーは、日本製のものがほとんどなく外国製です。
ホースの接続に変換アダプターが必要になったり、ネジが日本規格品ではなかったりします。
水漏れを起こすようだとほぼ使えなくなります。外国製になるため、販売元に問い合わせても解決に至る回答を得られないことも多いかもしれません。
設置時やメンテの手間は、事前に知っておくことが大切です。
水道代について
概ねですが、1日5回の噴射をするとして、1ヶ月の水道代は約20円程度。
水量の調節次第で、散水量が変わったり、噴射回数が多いなどあればもちろん変わってきます。それでも、1ヶ月の水道代は、約20円~50円程度に収まる範囲だと思います。
散水量で水道代を気にするより、水漏れによる無駄な水道代が気になるところです。
耐圧ホースについて
耐圧ホースが必要です。手元になければ別途購入が必要です。
※家庭用散水ホースとして標準的な内径が12~16mmで、外径が21mm以下の耐圧ホースが、別途必要※耐圧ホースは、ゴムの中に糸が入っています。ホースの断面を見ると分かります。
各社のスプリンクラーの比較
コンテック社 自動スプリンクラー
実売価格:11,000円前後
センサー感知範囲 | 角度110度、距離10mセンサー感度調整可 |
散水範囲 | 3m~8m0.5m~11m※アジャスター装着時 |
散水範囲調整(左右) | 左右首振り調整可 |
散水範囲調整(上下) | アジャスター装着により可 |
散水時間 | 3秒間 |
散水量 | 1回500ml程度蛇口の水量調整可 |
電源 | 角型9V乾電池※ホームセンターなどで売っているもの |
設置やメンテの手間に関して
まず、「並行輸入品」と記載されているものは注意してください。外国製になる為、日本語の説明書が付きません。また、日本製のホースを接続する変換アダプターが別途必要になってしまいます。例えば以下のようなものです。
もし、日本語の説明書もなく、ホースの変換アダプターがない場合は、ホームセンターの水道コーナーや配管コーナーなどでご担当の方と相談して、変換できる部品と水漏れを防ぐシールテープ、ホースバンドを購入するのがいいかと思います。
電池に関しては、アルカリ乾電池を使用することで、1年くらいは持ちますので、そこまで心配はいらないかと思います。※使用環境によっては、短くて半年、長くて1年半
動物駆除器 自動スプリンクラー
実売価格:4,000円前後
センサー感知範囲 | 30フィート(距離9.14m)センサー感度調整可 |
散水範囲 | 0m~10m散水距離の調整可 |
散水範囲調整(左右) | 左右首振り調整可 |
散水範囲調整(上下) | 噴射口の調整可 |
散水時間 | 5秒間 |
散水量 | 蛇口の水量調整、散水距離の調整次第※製品仕様に記載なし |
電源 | 単3乾電池4個 |
設置やメンテの手間に関して
配管の接続は、ワンタッチのカプラーになっているので、カプラーを付けてホースにつなぎます。
本体は、プラスチックなので多少の水漏れはどうしても出てきてしまいます。
部品の接続はねじ込み式なので、このプラスチック部分は、水漏れを防ぐシールテープやホースバンドで保護しておく一手間が必要です。加えて、地中に差し込み固定するアンカーはそのまま差すだけでは心許なく安定しません。支柱に固定するかコンクリートブロックなどに括り付けて安定させてあげるとこの問題は解決できます。
それから、この手の外国製の製品にありがちな、日本語の説明書は付いてるけどわかりづらい。まさにこの製品もそうです。散水の範囲調整や水量調整は、試行錯誤の必要があります。
また、センサーの感度が良すぎるくらいで、センサー感度も微調整が必要。少し上向きに設置した場合、鳥などにも反応してしまうことがある。
それから、本体がプラスチック製なので、本体自体の耐久力がさほどないと思います。(長持ちしないかもしれない)
Beast Buster「ビーストバスター4」※2022.1.28時点 取扱い無し
実売価格:8,000円前後
センサー感知範囲 | 角度120度、距離10mセンサー感度調整可 |
散水範囲 | 0m~15m散水距離の調整可 |
散水範囲調整(左右) | 左右首振り調整可 |
散水範囲調整(上下) | 不可 |
散水時間 | 5秒程度 |
散水量 | 蛇口の水量調整による※製品仕様に記載無し |
電源 | ソーラーパネル式 |
設置やメンテの手間に関して
配管の接続は、家庭用ホースをそのままつなげられる部品が付いていますが、ホースバンドはおそらく付属していません。ホームセンター等で購入が必要と思います。(以前のモデルは付いていたのですが、2017年モデルは付いてないと思います。)
また、こちらの製品も水漏れを防ぐシールテープの保護は必須です。部品の接続部、電池のフタ、センサー付近など必要に応じて水漏れを防いでおく必要があります。
それから、電源はソーラーパネル式なので、雨や曇りが続くとセンサーが感知しなくなる場合もあります。電池交換がなくて楽と取るか、感知しなくなるのが困ると取るか。ここは人それぞれだと思います。ただ、日陰になりやすい場所に設置したい場合は、向いていないのは確かですね。(以前のモデルは電池式でしたが、2017年発売のモデルは、ソーラーパネル式になったようです)
Orbit社「ヤード・エンフォーサー」
実売価格:16,000円前後
センサー感知範囲 | 最大120㎡、角度120度、距離12mセンサー感度調整可 |
散水範囲 | 20m0m~20m※アジャスター装着時 |
散水範囲調整(左右) | 左右首振り調整可 |
散水範囲調整(上下) | アジャスター装着により可能 |
散水時間 | 3~10秒時間設定可昼夜、1日中など明るさで稼働時間の設定可 |
散水量 | 蛇口の水量調整による※製品仕様に記載無し |
電源 | 単3乾電池4個 |
設置やメンテの手間に関して
配管の接続は、家庭用ホースを付属のホースコネクターに取り付けてつなぎます。
電池に関しては、単3乾電池4個で5000回以上(1日6回で、2年以上)の水噴射が出来るようです。
散水時間は、噴射時間の設定ができ、昼夜など明るさで稼働時間を設定できる点は他の製品にない機能です。また、30分間隔の自動散水の機能もついています。
散水の飛距離は最大20mになりますが、飛距離の調節はアングル・アジャスターF(別売)で可能なようです。アジャスターを取り付けることにより、噴射の角度を変えられるようになります。周囲への水はねが気になる場所ではアジャスターを取り付けた方がいいでしょう。なお、別売りの価格は1,700円程度のようです。
調節可能な点が多く、状況に合わせた利用方法が可能ですので、やや高めながらもおすすめできる製品だと思います。
販売先情報
販売先については、あおば屋という通販ショップで取扱いがありました。※Amazonや楽天など大手通販サイトでの取り扱いはないようです。
製品の紹介動画や実際に使用している動画も見れますので、参考になると思います。
鳥獣よけスプリンクラー Newガーデン・スプラッシュ
実売価格:10,000円前後
※2022年1月28日確認時点では、Amazonの取り扱いはありませんでした。(楽天、Yahoo!ショッピングも取扱いなし。個別量販店で取扱いのあるお店はありました)
センサー感知範囲 | 角度120度、距離10mセンサー感度調整可 |
散水範囲 | 0.5m~10m散水距離の調整可 |
散水範囲調整(左右) | 左右首振り調整可 |
散水範囲調整(上下) | 不可 |
散水時間 | 3秒程度 |
散水量 | 製品仕様に記載無し(1日5回の噴射で水道代約20円程度) |
電源 | 単3乾電池4本 |
設置やメンテの手間に関して
配管の接続は、付属している「ワンタッチ・コネクター(日本仕様)」により、水道ホースと機器を接続できます。製品仕様にも記載がありますが、接続部ジョイント部分から水漏れが起こる場合があるようです。(結構しつこく書いてありますので、水漏れしやすいと思われます)
水漏れを起こす場合、水圧を弱めることで改善が図れることもありますが、噴射の勢いが失われます。かと言って水圧を強めると水漏れを起こしてしまい、挙句の果てにはホースが抜けてしまうこともあります。ここまでくると付属の防水テープでは水漏れをおさえるのが難しいのですが、防水テープや水漏れ防止のシリコンゴムなどで塞いだ後に、ホースバンドでがっちり止めるなどの工夫をすることでなんとか防げます。(ホームセンターの水道コーナーや配管コーナーでご担当の方に相談するのが良いと思います)
また、散水範囲はスプリンクラー上部のダイヤルで調整が可能。加えて左右の首振り範囲も調整が可能です。
以上になります。できれば日本製のものも紹介したかったのですが、管理人が調べる限りでは、販売がされていませんでした。過去にフタワ社というところが、ガーデンプロテクターという製品を販売していたようですが、今は販売されていないようなんです。外国製のものになると日本の規格と異なったり、説明書がついていてもよくわからなかったりするので、日本製の良品があるといいのですが・・・。
2022.1.28 追記
amazonで最新の製品などがないかチェックしたところ以下の製品の販売がありました。
こちらは外国製。ソーラー充電式。稼働時間を選べるのが特徴(昼/夜-昼/夜)。しかし、レビューもよくない。他にも類似品がたくさん出品されていますが、黒に黄色のボディの製品は他も同様のものでは?価格は安い方だと思いますので、気になる所ですが試すなら駄目元になってしまうかもしれません。