なんでうちばかりに糞をしにくるんだ。。
管理人の住む家では、毎日のように糞をされたり、鳴き声に悩まされたりしていて、庭に入ってきてしまうことなんて日常茶飯事でした。
もちろん自衛はしているものの、なかなか被害は収まらない。なんとかならないものかと、役所に相談をしてみたことがあります。
こちらの記事では、管理人が実際に役所へ相談した内容をまとめました。
役所に相談しようと決心した出来事
管理人の家は一軒家なのですが、新しい家に引っ越してきたその日から野良猫被害に遭います。最初は、野良猫いるんだな。くらいに思っていたのですが、すぐに糞の問題に困りました。ほぼ毎日のようにされるんです。
なんでうちばかりに来るんだろう、なんでこんなにたくさんいるんだろう、どこかの飼い猫の放し飼いなのだろうか・・・色々と不思議に思っていましたが、引っ越したばかりで地域の事情はよくわかりませんでした。
野良猫被害に遭い続け、忌避剤を撒いたり自衛はしてみますが、なかなか改善する気配がなく一ヵ月以上が経ちました。そんなある日、近所の家の人が玄関前で野良猫に餌やりをしているところを目撃・・・
何匹も集まってキャットフードを食べる野良猫
こんなところに餌場があるなんて、どうりで被害が多いわけだ。と納得しました。
これは、いくら自衛をしても被害は収まらないな。と思い、役所に相談しようと決心したわけです。
相談するまでにやった事・準備した事
役所に相談しようと決めたわけですが、役所ってなかなか対応してくれないような話も聞きます。少し情報を整理してから相談することにしました。
- 家の被害状況(糞や鳴き声の問題、自衛にかかっている費用なども含めて)
- 餌やりの場所・日時・状況をメモしておく
- 野良猫の数の把握
家の被害状況は、どれだけ困っているのかわかってもらえなければ、動いてもらえないと思い、糞の頻度や自衛にかかっている費用など生活問題になっていることを理解してもらえるように整理しました。
餌やりに関しては、目撃する都度、場所・日時・状況をメモしておきました。定期的に継続的に餌やりをしている状況がわかるように、何回か餌やりを確認するまでは相談を控えました。
それから、野良猫の数がどのくらいいるのか、管理人が把握できた数をメモしておきました。1匹、2匹くらいなら仕方ない、我慢してと言われても困りますから。
これらを整理した上で、まずはメールで役所に連絡を入れました。
メールで相談した事
役所に相談した事(やって欲しかった事)を端的に書くと、
餌やり住民をなんとかしてくれませんか?
です。
これまで集めた情報や被害の状況をメールに記載し、餌やりの場所の地図画像を添付して、役所の環境課にメールしました。電話でもよかったのですが、詳しい状況や場所の説明は、文面の方が伝わるだろうと思い、まずはメールにしてみました。
それから、対応の際は、相談者の氏名を匿名にしてもらうよう依頼しています。(ご近所付き合いもあり、逆恨みによる傷害事件にいたるニュースも耳にするので、匿名でお願いします。と添えました)
電話で相談した事
メールを送った翌日に、役所から電話連絡がありました。(メールには電話番号を載せていました)
電話の内容は、被害状況の詳しい確認や野良猫の数や町内会には相談されているのか。などです。
管理人からは、以下の質問をしています。
- 猫よけグッズ(忌避剤や超音波など)の貸出を役所で行っていないか?
- 役所や保健所で引き取る対応は行っていないのか?
- 毎日のように糞をされてしまい本当に困っているので、なんとかならないものか?
役所の担当者からの回答は、
- 猫よけグッズの貸出は行っていない。
- 引き取りはしていない。
それからこのような説明も
餌やりをしている場合、野良猫を飼養・占有していることになるので、飼い主扱いになる。猫による被害や損害を受けている場合、飼い主に賠償請求の裁判を起こすこともできる。
これらの説明を踏まえ、役所で対応を行うとのことでした。
役所の対応
以下の対応を取ってもらえました。
- 後日、役所の職員が管理人宅に訪問し、状況確認、今後の対応についての説明。
- 役所で作成した餌やりに関する注意喚起の文書が町内に回覧される。
- 役所の職員から餌やりしている方への指導。
餌やりしている方への指導に関しては、以下の通りです。
- 餌やりしている方へ飼い主であるかの確認。(飼い主の場合、室内飼いの依頼)
- 飼っていないのであれば、餌やりを止めるか、糞尿の管理や始末をする事を伝える。
- 近隣に被害が出ており、このままの状態で餌やりを続けると訴訟になる場合もあることを説明。
これらの対応は、メール相談から約1週間程で行われています。思ったより速やかな対応ではないでしょうか?管理人としては、意外と対応してくれるもんだな。対応早いな。と思いました。
役所が対応した結果、その後どうなったのか
餌やりしている方の話は、以下のようだったと役所の職員から聞いています。
- 飼い主ではなく、可哀想だと思って餌をあげていただけだ。
- 糞尿の面倒は見れないので、餌やりは止める。
役所の職員から注意されたことで、近所の餌やり住民は、餌やりを止めてくれました。
これで、少しずつ野良猫が遠ざかって被害も減るのかな。と思っていたのですが・・・
しかし、この餌やり住民は、半年後くらいに餌やりを再開してしまいます。(管理人が目撃したのが半年後くらい、もっと早く再開していたかもしれません)管理人宅の野良猫の行き来も一時期は減りましたが、結局元通りで・・・。
この後、仔猫が生まれるなど、状況が良くはならず、悪くなっている状況だったため、再度、役所に相談をします。この相談の結果、以下のような対応が取られました。
- 再度、回覧による餌やりの注意喚起
- 役所の職員と町内会長とで餌やり住民宅への訪問(指導というよりは説得に近いかもしれません)
そして、結局のところ、餌やりしている人は、止めることもせず、糞の片付けをすることもなく、困っている人は泣き寝入り。この相談は、去年の話ですが、全く何も変わっていないんです。
役所でも対応は取ってもらえますが、法的強制力はなく、この辺りが限界なのかもしれません。
管理人宅は、なんとか自衛で糞の被害からは逃れられましたが、野良猫の数は増え、問題は残ったままです。餌やりをしている方が素直に餌やりを止めることはなかなか難しいのかもしれませんが、管理人のケースでは、一時的にでも止めてくれてはいます。周囲の方に問題を分かってもらうこと、役所や町内会で問題として把握してもらうこと。問題の解決に至らずとも大事なことだと思います。
役所に相談しても解決するかはわかりませんが、全てが無駄というわけでもないと思います。自分だけで解決が難しい場合は、第三者への相談が必要だと思います。
・・・その後、管理人は保健所にも相談しました。