メモ:ねこじゃらし
和名:エノコログサ
別名:ねこじゃらし
英名:Foxtail grass
花穂が犬の尻尾に似ていることから「犬ころ草」と呼ばれ、転じて「エノコログサ」となりました。
漢字で書くと「狗尾草」狗(犬)の尾の草となります。
ねこじゃらしは、花穂を猫の前でフリフリするとじゃれつくところから。猫をじゃらすもの。ねこじゃらし。というわけですね。
それから、英名は「Foxtail grass」キツネの尻尾草。やっぱり海外でも尻尾。発想は一緒。
学名は、「Setaria viridis」
Setariaは、ラテン語「seta(剛毛)」が語源。緑色の剛毛草ってとこですかね。途端に可愛げがなくなりました。
それから、ねこじゃらしは、東京弁みたいです。これが一番、えっ!?そうなの。って思いました。それなら他に呼び方ってあるのかな?エノコログサはわかるとして、方言的なもので何かあるのかと。
えんのころ → 焼津市(静岡県中部地方)
ねこだま → 北陸地方(新潟、富山、石川、福井)
ねこやなぎ → 出雲崎町(新潟県三島郡出雲埼)
ねこばやし → 播州(兵庫県南部)
「ねこばやし」は、大阪出身の人に聞いても知らなかったです。「ばやし」がじゃれるって意味みたいですが。
「ねこだま」なんかは、ねこだましってことですね。(たぶん)
ちなみに近所の野良猫は、ねこじゃらしには無反応。すっごく冷めた目で見てきます。