昼間はよく見かけるけど、夜はほとんど見ないしどこにいるか不思議・・・。
もちろん、発情期となれば、夜に鳴き叫ぶ声を耳にすることもあると思いますので、いる時はいるのでしょうけど。
それと、猫は夜行性じゃなかったっけ?と思ったりもしますが、その割にあまり見ない。おそらく、人の生活圏であれば夜間に餌をありつきやすい繁華街(のゴミ出しのタイミング)や人里離れた場所でネズミを捕まえて生活をしている猫でもなければ、夜は静かなのかもしれません。
では、どこにいるのかと言えば、寝床で寝てる。ありきたりな話ではありますが、日中に人から餌をもらっている野良猫だと夜に徘徊する理由も少なくなるので、たとえ寝ていなかったとしても安全な場所で静かにしていることが多そうです。
さて、これで話が終わってしまうと味気も何もありませんので、管理人の近所の野良猫の過ごし方を踏まえながらあれこれ書いてみました。
▼目次
- 夕方に餌をもらいに出掛けて、22時頃に帰宅
- 近所の野良猫は夜こんな場所にいる
- 夜中に餌やりする人がいれば、餌場に集まります
- 早朝も同じような場所にいると思うけど、起きてる
- 発情期の夜はその辺にいるしうるさい。でもなぜ夜になるとうるさい?
夕方に餌をもらいに出掛けて、22時頃に帰宅
管理人の地域では、夕方くらいに餌をもらいに出掛ける猫が多いです。餌やりさんは複数人おられるのですが、大体は玄関先や自宅前などで残飯を与えている感じです。なので、特定の場所というよりは複数の場所に通っている感じですね。
夕暮れ時から近所の住処の猫屋敷から出動、餌をもらえるお宅を何軒か訪れます。こういった餌場のハシゴ以外にも猫の集会といった集まりに顔を出しているかもしれませんが、多くは22時くらいに猫屋敷に帰宅します。(遅くても23時くらいには全匹帰宅)
その後、移動する姿はほとんど見られませんので、猫屋敷を寝床にしている猫達は、夜そこで寝泊まりしていると思われます。
ちなみに寝床は、家の奥の方にあるみたいでどのような作りになっているかはうかがい知れませんが、おそらく大きなポリバケツがいくつかあるので家の外壁とポリバケツの隙間にいるか、もしくは軒下に入れるところがあればその辺りかなと考えています。
近所の野良猫は夜こんな場所にいる
近所の野良猫の数は結構多く、猫屋敷以外にもところどころいたりします。また、餌やりさんは何人かいるのですが、その方達が寝床まで用意してあげているということはありません。なので、公園などの決まった場所に寝床があるわけでもないので、野良猫達が自分でいい所を見つけてそこにいるみたいです。
- 近所の猫屋敷の住処
- 餌やりさん宅のガレージ
- 物置の下
- ブルーシートがかかっている廃材の下
基本的には、雨風凌げて、外敵に見つかりにくい場所。こういった場所は、家の軒下や天井裏、道路の側溝、自販機の下や裏、ビニールハウス内なども該当します。
管理人が把握しているところだと上記になりますが、近所の猫屋敷の住処以外は決まってそこにいるかというと、少しわかりません。というのも、餌やりさん宅のガレージは、冬になると少し隙間を開けてある感じで猫の出入りがありますが、毎日そこにいるかまではわかりませんし、隙間を開けているのも冬場くらいでしたので。(おそらく寒さしのぎのために開放しているのだと思います)
また、物置の下とブルーシートがかかっている廃材の下は、子猫の子育て場所として使われているのを見たことがありますが、これも一時的です。定宿、定番スポットとは言えないかもしれませんが、こんな場所で夜に見かけることがありました。
それと、車の下にもいることがあると言われたりもしますが、夜になると必ずいる場所というわけではないと思っています。いる可能性はもちろんありますが、車の下でも(車庫でもなければ)風通しはそれなりにありますし、寒さをしのげるかと言えばそうではありませんので。(雨が降れば地面も濡れることがあります)雨が降っていたので一時しのぎ、他の猫とケンカして逃げ込んできた、などのケースはありそうですが、いつも夜になると車の下に潜り込むというのはレアケースだと考えております。
夜中に餌やりする人がいれば、餌場に集まります
管理人の近所の餌やりさんのケースだと、一時期ですが早朝に餌やりをしている人がいました。(3時くらいなので夜中というより早朝)
そうするとどこにいるのかと言えば、その人の家の前。出待ちです。この方は、ご自宅の前で餌やりをしていたので、野良猫達も餌をもらえる場所まで通ってたというわけですね。
餌やりする方がいなくても、夜にゴミ出しする方がいたり、深夜まで営業されている飲食店があれば、その時間に合わせてゴミが置かれる場所に集まることもありそうです。
さて、近所の餌やりさんの話に戻すと、なぜこんな時間に餌をやるのかというと、この方は役所や保健所の職員の方に注意や聞き取りを何度かされている方です。日中に餌やりをするとご近所さんに知られてしまい、自治会や役所、保健所などに通報されてしまうので、見つからない時間に変えたというものでした。
では、こんな早朝の3時なんて誰にも見られることがないはずの時間なのに、なんでバレてしまったのでしょうか?
これは、新聞配達のにいちゃんのタレコミ。どうも新聞配達をしていると、とあるお宅の前で猫がわんさか集まっていると。まだ薄暗い時間帯で危ないと思っていたらしく、町内会長との会話でそんな話題があり発覚したようです。
しかしその餌やりさん。個人的にはそんなに猫に愛着を持っているようには思えないんですけどね。
怪我をしててもほったらかしだし、冬場の寒い時期でも寝床を用意してあげることもしない。糞尿の始末をしてあげることもないし、不妊去勢手術をしているわけでもありません。ただ、餌をやっているだけにしか見えないのですが、そんな早朝に時間を変えてまで餌をやり続けようとするのは、少し理解がし難いものでした。
早朝も同じような場所にいると思うけど、起きてる
近所の野良猫の活動開始時間は、朝の5時、6時くらいです。そのくらいになると出歩き始めます。おそらく、早朝に餌やりしているお宅がいるのが主な理由と思われますが、うちの近所だとこのくらいの時間から活動開始ですね。
でも、3時、4時といった早朝時間帯も動きこそ見られませんが、起きていると思います。
(そうそう、管理人、やたら野良猫の行動に詳しいのは、防フンカメラと称して監視カメラを24時間まわしっぱなしにしてたから。それを早送りだけど全部見てた時期がありました)
それはなぜかというと、3時過ぎくらいから新聞配達のバイクの音がしはじめますし、早朝時間はカラスのゴミ漁りの活動時間です。野良猫にとって(特に子猫は)カラスが天敵ですから、身を隠しているとはいえカラスの鳴き声に警戒をしていると思われます。
人の活動時間とカラスなどの他の動物の活動時間と合わせて、活発な行動は見せずとも警戒は怠らず、起きて注意を払っている時間でもあると思われます。
発情期の夜はその辺にいるしうるさい。でもなぜ夜になるとうるさい?
春先や秋頃になると野良猫の発情期の季節。発情期の夜にその辺りをうろついているのは、このうるささでわかります。
発情期は鳴き声で家の付近にいるのはわかると思いますが、なんで夜にうるさくするんだって思う方も多そうです。ちょうど寝る時間にやられることも多いので困ります。あの奇声をずーっとやられたら寝れないですからね。
夜に猫が活動する理由の一つによくあげられるのが、猫は夜行性だから。なんですが、実際のところは夜行性ではなく、薄明性。夕方や夜明けなどの薄明りの時間帯が活動時間で、その時間帯は、獲物であるネズミや野鳥の活動時間帯に合わせているというものです。
発情期に関して言えば、夜だけうるさいわけではなく、昼でも普通にうるさいです。ただ、人の活動時間帯でもあるので、車が通れば避けなければいけないし、人が近づいてくれば距離を取るのに注意を払います。加えて、昼間あまりにうるさぎれば人に追い払われることだってよくあります。
交尾をすることだけに集中できる時間帯でもないので、昼間もうるさいけど、夜ほどに感じない。というのが実際のところではないでしょうか。(日中、仕事で家を空けている方もおりますし)
また、昼間が人の活動時間というのを考えると、発情期と言えど餌をもらいにいくこともしていますからね。それに、車が行き交ったり、人通りがある中だと、交尾するにも集中しにくいというのが野良猫と言えどありそうです。(もちろん、お構いなしにおっぱじめる猫もおりますが)
普段は、夜になると寝ている猫達も発情期になると騒ぎ出すのは、人の活動時間外で邪魔されにくいのと本能に従った行動であるがゆえのことなのではと思います。
以上になります。冬の夜は、地域によってはかなり冷え込みますので暖かさも大事ですね。近所の野良猫は、雨風をしのげる場所の確保はできていると思いますが、暖を取れる場所を確保できているかと言えばそうではなさそうです。ですので、何匹か集まって寄り添ってやり過ごしている感じです。猫は自前の毛皮で寒さにもある程度耐性があるように思えますが、なんとか我慢しているというのが実際のところなのかもしれません。(少なくても管理人にはそう見えてしまいます)