「野良猫に餌をあげないでください!」
見知らぬ人から突然注意をされたら、ムカっとするものですね。
野良猫の餌やりだけでなく、ハトの餌やりもそう、騒音で注意をされても。息子のゲームを注意して傷害事件になることだってあります。注意をされるのって、誰だって嫌なことなのです。
当サイトは、野良猫被害に遭っている方へ向けて、情報をお伝えすることを目的としていますので、このテーマはいささかズレてしまっているのです。ですが、こういった観点で、餌やりをしている方に注意をしようとすると、こんな返答もありますよ。ということで紹介させていただきたいと思います。
返答を紹介する前に
餌やりは自治体の罰則付きの条例がない限り、罪に問われないかもしれません。しかし、地域で生活するということは、最低限のマナー、周りに迷惑をかけない。というのが大原則としてあります。餌のことだけでなく喫煙だってそうですよね、国の法律で認められているからって、何処もかしこも吸っていいってわけじゃありません。
- 食べ残しは片付ける。(置き餌厳禁)
- トイレを設置する、トイレ以外の糞を片付ける。
- 餌やりする野良猫達は、これ以上増えないように不妊・去勢手術をする。
- 猫に関わるトラブルに対処する。(責任の所在を明らかにする)
最低限のマナー、周りに迷惑をかけないってことはこれくらいのことはしなければいけません。これらを守れていることが前提になります。
※※※ 餌を与えている方視点の返答例です。被害に遭われている方にとっては苛立つ内容が含まれます。少しでもイラっとしたらそっとページを閉じてください。※※※(不快に思われた方、大変申し訳ありません(管理人))
餌やりを注意された時、返答、反論、言い訳
No.1
(怒鳴りつけるように)「野良猫に餌をあげないでください!」
「大声で怒鳴らないでいただけませんか?」
怒鳴るように言われた場合は、売り言葉に買い言葉は止めましょう。あまりにも酷い言われようの場合は、暴行罪、脅迫罪と思われても仕方ないことだってあります。状況によっては、「警察を交えてお話しましょうか?」と伝えてあげてもいいでしょう。
No.2
「野良猫に餌を与えないでいただけませんか?」
「弱っている様子だったので、一時的に餌を与えていました。」
弱っている動物は、野生動物でも一時的に保護する場合もあります。本当に弱っていたのなら「弱っている動物を見殺しにはできなかったので・・」と、情に訴えかけてもいいかもしれません。
No.3
「ここで餌付けしないでください。」
「捨て猫みたいで・・里親は探しているのですが、なかなか見つからなくて・・」
自身でも里親を探しているのであれば、そういった事情を伝えて、その方にも里親になってもらえないか聞き、話をすり替えましょう。
No.4
「何度もエサを与えていますよね?」
「この子は病気がちで生命維持が難しいんです。」
本当ならそう伝えましょう。そうでなくても野良猫は常に栄養不足、ストレス過多の生活です。
No.5
「弱っているのであれば、動物病院で診てもらったら?」
「警戒して捕まえるのが難しくて・・徐々に慣らしているところなのですが・・」
なんだったら、動物病院に連れていくのに手伝ってもらえないか聞いてみましょう。
No.6
「お家で飼うことは出来ないんですか?」
「家族に猫アレルギーのものがいて連れて帰れないんです。」
正当な理由があれば、他の返答でもいいでしょう。
No.7
「餌を与えるとこの辺りで糞をしたり他の猫も集まってきて迷惑なんですよ。」
「糞は困りますよね。でも糞は餌を与えなくても自然と出るものですよ。」
餌をもらえなければ、虫やらネズミやらで食い繋ぎます。それらを食べても糞はしますからね。
No.8
「野良猫って可愛いですね。でも鳴き声がうるさかったり、ゴミを荒らしたり、糞をされたり困っているんですよね。心苦しいのですが、餌を与えるのは止めて頂けますか?」
「ゴミを荒らされているなら、給餌ストップしたらもっと酷くなりますよ。」
ゴミを荒らされてしまうのは、野良猫だけでなくカラスの仕業ってこともあります。また、野良猫も好きで野良になったわけではありません。野良猫だけの問題ではない状況であれば、「地域の問題として、役所へ掛け合ってみてはいかがでしょうか?」とお伝えし、餌を与える際は、対面で餌をやり、残したら片付けるようにしている。ということも伝えましょう。
No.9
「繁殖もして増えているし、困っているんです!」
「餌やり止めれば繁殖しなくなるものではありませんよね?」
餌やりすれば、栄養が付き、繁殖にエネルギーをまわしやすくなるので、数は増えやすくなります。しかし、なんでもかんでも餌やりのせいにされるのもいかがなもの。「悪いのは猫じゃない。人の都合で捨てられた上に、エサまで取り上げられるなんて可哀想だと思いませんか?」
No.10
「糞や鳴き声で困っている人が多いんです。無責任な餌やりは止めてもらえませんか?」
「無責任なのは、猫を捨てた飼い主ですよ。」
猫を捨て、困っている猫を見棄て、自分達の問題を他人事のように打ち捨て、全て餌やりが悪いと言わんばかり。無責任ですよね。自分達の問題として向き合わなければいけないことだと思います。
No.11
「とにかく、餌を与えるのを止めてください。」
「餌をあげなかったら、この野良猫はどうなるんですか?」
自分さえよければいいって考えの人なら、「邪魔だから死ねばいいってことですか?」と聞いてみましょう。
No.12
「餌をやりたいなら、自分の家の中でやってくれ。」
「餌をやるのが楽しくてやっているわけじゃないです。」
相手の敷地内でやっているとしたら止めましょう。そうでない場所であれば、猫を守る目的だということを伝えましょう。
No.13
「ここで餌をあげないでください。居着いてしまって困ってるんです。」
「わかりました。ここではあげないようにします。」
ここであげなければいいのであれば、引き下がった方が早いです。この方の見えないところでやりましょう。「どこでなら餌をあげてもいいですか?」と聞いてあげてもいいかもしれません。
No.14
「その猫はあなたが飼っているんですか?」
「違います。」
だったら、エサやるな、被害に遭っているだのということになると思うので、それに対して、返答していきましょう。もちろん冒頭にも書きましたが、ちゃんと責任を持って餌を与えていることが前提です。
No.15
「餌を一度与えたら飼い主と同じですよ。」
「怪我したり弱っている動物がいても見て見ぬふりですか?」
餌をあげても罰則付きの条例がない自治体であれば、処罰はされません。猫嫌いな人の苦情、嫌がらせ、ひいては毒を盛るなどの報復もあるかもしれません。多くの人は目立たないようにひっそり餌を与えていると思います。
No.16
「そんなに猫が可哀想なら保護活動をしているボランティアに参加されてみてはどうですか?」
「考えてみますね。でも身近にいる弱っていたり捨てられた猫を守ってあげたいんです。」
動物愛護の精神から、餌をあげて世話をすることは決して悪いことではありません。どこかの自治体のリーフレットに載っていた言葉です。もちろん但し書きがあります。「しかし、餌をあげることで、ご近所に迷惑がかかってしまうことがないかは確認しましょう。」
No.17
「警察に通報しますよ?」
「餌をあげることが犯罪になるんですか?」
ゴミの不法投棄、他人に敷地内への不法侵入、自治体の条例など違反がないことが分かっていたら、法律的には罪には問われないでしょう。口論になるくらいなら警察を交えて話してしまった方がいい場合もあります。
以上になります。猫嫌いな人、猫による迷惑、被害を受けている人、そんな人からすると正論なことでも受け入れるのは難しいです。
管理人の地域では、糞や尿はし放題ですし、ほとんど誰も片付けません。自治体や町内会では餌やりを止めるように呼びかけている地域です。それでも餌やりは続け、花壇や庭への糞、車に乗ったりとそんな被害があってもお構いなしです。
やはり餌だけやって管理はしない、する気もない、やりたくない。というような気持ちであれば、無責任と言われても仕方がないと思います。
以下は、反対の立場から。