家族の都合、家庭の事情、仕事の都合、飼い主の事情など様々な理由により飼い犬や飼い猫を手放さざるを得ないことがあるかもしれません。
不測の事態が起こる前に終生飼養を保障するペット保険に加入していたり、受け入れ先を予め決められていれば心配は少ないかもしれませんが、突然のことやそこまでの準備が出来ていなかった場合に困ることがあります。
仮に飼い主が健在でペットのこの先のことを考えてあげられるならペット優先の方法を探してあげることはできると思いますが、万が一飼い主が病気になってしまったり亡くなってしまうようなことであれば残された人が考えてあげなければなりません。
もちろん、これからも家族が面倒を見れるご家庭であれば安心ですが、様々な都合で犬猫を飼い続けることができないケースもあるわけです。この場合、ペットを手放すことになりますが引き取り先を探すのは容易ではありません。このため犬猫に対して愛や情など特別な感情がなく、動物愛護にも特に関心がなければ保健所に引き取ってもらう選択肢もあり得るのでしょう。
しかしながら保健所に持ち込む場合、殺処分も覚悟しなければなりません。当然、保健所に持ち込めば職員から厳しい現実の説明も受けることになると思います。
本記事では飼えなくなった犬猫の手放す方法をまとめますが、視点は主に飼い主以外の方を念頭にしております。
▼目次
飼えなくなった犬猫を手放し方。8つの方法
- 犬猫を迎えた場所(ブリーダーやペットショップ)に返却可能か確認する。
- 友人・知人にお願いする。
- 自治会で飼い主を募る。
- SNSで飼い主募集。
- 保護犬猫の里親募集サイトを利用する。
- 動物病院やペットショップに頼み里親探しの協力をしてもらう。
- 新聞のお知らせ欄に飼い主を募る広告を載せる。
- 動物愛護団体に引き取ってもらう。
ペットを購入してから日が浅い場合は、購入先であるブリーダーやペットショップに返却可能か確認するのも一つの手です。事情をお伝えし返却の相談をしてみるのもいいかもしれません。また、友人や知人に犬猫を飼いたい人がいれば貰い手になってくれるかもしれません。
さらに、新たに飼い主を募るのであれば自治会に相談してみたり里親募集サイトを利用したり動物病院やペットショップに協力を依頼する方法もあります。特に動物病院はペットのかかりつけ医がいると思いますのでまずはそちらへ相談してみると良いのかもしれません。
この他、新聞のお知らせ欄を利用したり近所のスーパーに貼り紙を出させてもらうなども思い付くところだと思います。
また、今時はSNSでも飼い主の募集は行えるかもしれませんが、里親候補の方とのコンタクトを考えるとお店のポスターや新聞社の里親募集の方が見つかりやすいのかもしれません。
そして、動物愛護団体に依頼してみることもできるとは思いますが多くの団体は引き取りを行ってはいないと思います。良い方法がないかの相談に乗ってくれる程度になってしまうかもしれません。
有料の終生飼養施設や飼育費用を支払いの検討
前述のような手放す方法の共通点は、お金をなるべくかけない方法であったりします。飼い主でもなくペットに思い入れがなければ、お金を支払ってまで貰い手を探すことはあまり考えないのかもしれません。
しかしながら、犬猫を飼養するにはお金がかかります。また、労力もかかります。好き好んで引き受けてくれる人が見つからなければお世話をしてもらう人を探すということになります。
では【お世話をしてくれる人】がどんな人なのかと言えば、善意を前提とした動物愛護団体や動物愛護家のボランティアということになるでしょう。ですが引き受けるにも飼育費はかかりお世話には労力がかかるわけです。そのような都合の良い存在は中々見当たらないのが現実だと思います。
このような状況を踏まえるとどうしても引き取り先が見つからなければ、有料の終生飼養施設や飼育費用の支払いを前提とした飼い主募集をするのが現実的なのかもしれません。
終生飼養や飼育費はいくらくらいが目安か?
さて、お金を払い飼い主や施設を探す場合、費用はどのくらいかかるものでしょうか。
例えば終生飼養を含むペット保険の保険金は、月額数千円~数万円、年額数万円~数十万円かかるものがあります。保険料はサービス内容や加入者(飼い主及びペット)の年齢により変動があるため一概には言えません。仮に月額5千円、年額6万円と考えた場合、こちらを5年継続加入していた場合は30万円になります。
他にも引き取りを行っている保護団体の例を挙げると、10万円~30万円とするところもあれば、1頭につき100万円としているところもあります。金額にかなりの差異がありますが、譲渡を前提としているか終生飼養(その後の供養、お墓も含む)としているかで違いが出てくるのだと思います。
これらを踏まえ大まかに考えると譲渡が可能な健康で若い犬猫であれば、10万円~30万円。老犬や老猫、健康に問題がある子であれば、10万円~30万円に加算した上乗せ分が必要であると考えてもいいかもしれません。(例えば50万円前後など)
終生飼養施設や飼育費用を支払う前提で飼い主の募集を考えた場合、犬猫の血統や年齢、健康状態など様々な要素により費用の変動は大きいと思われますが、仮に数十万円であったとしても法外な価格ではないとも考えられます。
貰い手がなかなか見つからない場合は有償譲渡の検討も
動物愛護管理法では、動物が命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責任があることが明記されております。このため自治体の保健所では終生飼養に反する場合は引取りを拒否できます。保健所ではペットの老齢や病気を理由とした引き取りはしていません。おそらく飼い主の病気や死亡を理由に引き取ることも(極力)していないと思います。
もし、貰い手がなかなか見つからない場合は「終生飼養」をしていただくためにも有償譲渡を検討してみるのもいいのかもしれません。
