野良猫対策にかかる費用を試算(一ヵ月の費用、忌避剤・超音波等)

 糞尿毎日、片付けの無駄な時間、対策費用ウン万円、精神的苦痛プライスレス。

野良猫対策に日々強いられている方々、大変なご苦労をされているかと思います。不快な思いをし、無駄な時間を使い、さらには対策にお金もかかる。それなりの出費をされていらっしゃるのではないでしょうか?

野良猫被害が起きてしまった場合、猫よけして自衛するなら忌避剤、超音波等の対策グッズの購入、家にあるものでコーヒーかすを撒くなどの対策が必要になります。
加えて、効き目があるないに関わらず一定期間は対策を続けないとまた被害に遭うことが往々にしてあるため、続けていくことになります。(それで地味にお金がかかる)

こちらの記事では、それらの対策にかかるひと月分のお金(ランニングコスト)を試算したいと思います。

なお、庭などの対策場所となる広さは10平方メートル。六畳一間くらいを想定しました。
(忌避剤撒くにしても全体には撒かないよ・・・という話もありそうですが、一応の想定のために六畳一間くらいの広さの場所に満遍なく行った場合としてみました)

▼目次

コーヒーかす (一ヵ月費用:0円※コーヒー代:約1,100~2,100円
木酢 (一ヵ月費用:1,100円、一年費用:13,200円
忌避剤 (一ヵ月費用:222円、一年費用:2,664円
トゲトゲマット (一ヵ月費用:578円、一年費用:6,930円
超音波 (一ヵ月費用:471円、一年費用:5,660円
スプリンクラー (一ヵ月費用:863円、一年費用:10,356円

細かい話を置いておけば、上記のような費用となりました。木酢、トゲトゲマットは100均のものを想定して試算しています。また、超音波装置は5,000円程度のもの、スプリンクラーは10,000円程度のもの(+水道代がかかります)を想定してみました。

こうしてみると、100均の木酢などの忌避剤は試しに使う分にはいいですが、量が少ないので広い場所に満遍なく撒きたい場合は向いていないようです。

また、市販の忌避剤は500g、1000gなどの容量で1000円くらいで購入が可能ですが、量が多く効果の持続も長めなため、意外とランニングコストがいいという結果になりました。
野良猫のために1000円も出すのは嫌な人もいるかもしれませんが、長い目でみるとそこまで高くつくわけではないようです。

超音波装置とスプリンクラーは、初期費用が高いのでなかなか手を出しにくい人もいると思います。しかし、一度設置すれば(壊れなければ)使い続けられるので、思い切られるのもありかと思いました。(あと忌避剤と違って撒くなどの手間がなく、電池交換くらいですみます)

猫よけは、すぐには被害がなくならず長期戦になることが多いので、対策グッズを購入する際はランニングコストの計算をしておいて損はないと思います。


以下の記事では対策グッズに関してまとめていますので合わせてご参考ください。

↓ここからは詳しい試算内容です。お時間あればチラ見程度に。

コーヒーかす(一ヵ月費用:0円※コーヒー代:約1,100~2,100円)

コーヒーかすの画像

ドリップしたコーヒーかすを使うため、お金はかかりません。念のため、コーヒー代を試算しました。(コーヒー豆やフィルターの価格は市販の物を想定しました)

1回の使用量 効果持続 一ヵ月分 一ヵ月費用
コーヒー豆 20g × 1日 × 30回 1,000~2,000円
フィルター 1枚 × × 30回 100円
1,100~2,100円

いい点と悪い点

  • お金がかからないのはいい点
  • 狭い場所にも撒けるので場所が限定されないのはいい点
  • 雨が降ったら流されてしまうのが難点
  • 効果は薄い
  • 普段飲むコーヒーの量だと10㎡に満遍なく撒く量がない

木酢(一ヵ月費用:1,100円、一年費用:13,200円)

木酢の画像

100均で売っている木酢を使用した想定。
※1袋で1㎡、効果持続30日

1回の使用量 効果持続 一ヵ月分 一ヵ月費用
木酢 10袋 × 30日 × 1回 1,100円

いい点と悪い点

  • 効果が薄い?(においが飛散しやすい場所では効果が薄い)
  • 害虫避けにもなる
  • 狭い場所にも撒けるので場所が限定されないのはいい点

忌避剤(一ヵ月費用:222円、一年費用:2,664円)

忌避剤の画像

アースガーデン ネコ専用のみはり番を使用した想定。
※1箱1000g。35gで1㎡、効果持続1.5ヵ月(製品説明通り)
※1箱1,000円換算(実際は、800円程度で販売されていると思います。地域差考慮して税込1,000円換算としました)

1回の使用量 効果持続 一ヵ月分 一ヵ月費用
忌避剤 350g × 45日 × 1回 222円

※1箱1000g、10㎡の場所を約3回撒ける。3回撒いて135日持続(4.5ヵ月)
※1箱1,000円とした場合ひと月分は、1,000円÷4.5ヵ月=約222円

いい点と悪い点

  • ある程度の範囲に撒いておかないと効果が薄い
  • 忌避剤の中には土壌に影響があるものもある
  • 狭い場所にも撒けるので場所が限定されないのはいい点

トゲトゲマット(一ヵ月費用:567円、一年費用:6,804円

猫よけマットの画像

100均で売っている猫よけのトゲトゲマットを使用した想定。
※1枚、幅約40cm×40cm。10㎡の場所に、63枚必要
※一度敷いたら1年は使い続けられると仮定

1回の使用量 効果持続 一ヵ月費用
猫よけマット 63枚 × 365日 578円

※63枚の費用=6,930円÷12ヵ月=約578円

いい点と悪い点

  • 強引に通る猫もいる
  • 見栄えが悪い
  • 設置場所を選ぶ

超音波(一ヵ月費用:471円、一年費用:5,660円)

ガーデンバリアの画像

ガーデンバリアミニを使用した想定。

  • 1台で10㎡の範囲をカバー
  • 1台5,000円換算
  • 1年間は使い続けられると仮定(メーカー保証が1年間)
  • 乾電池は、単2を4本必要。約4カ月動作(メーカー説明)
  • 乾電池2本110円、4本220円換算
1回の使用量 効果持続 一ヵ月費用
超音波装置本体 1台 × 365日 416円
電池 単2電池4本 × 120日 55円
471円

※1台の費用=5,000円÷12ヵ月=約416円
※単2電池4本=220円÷4か月=約55円

いい点と悪い点

  • 猫によっては効果が薄いことがある
  • 設置すればいいので手間がかからない
  • 狭い場所にも設置可
  • 雨の日でも稼働可(のものがほとんど)

スプリンクラー(一ヵ月費用:863円、一年費用:10,356円)

スプリンクラーの画像

赤外線感知式を使用した想定。

  • 1台で10㎡の範囲をカバー
  • 1台10,000円換算
  • 1年間は使い続けられると仮定
  • 太陽光充電を想定(電池代不要)
  • 水道代は、5~8回1日噴射で、1か月平均30円と仮定
1回の使用量 効果持続 一ヵ月費用
スプリンクラー 1台 × 365日 833円
水道 × 30円
863円

※1台の費用=10,000円÷12ヵ月=約833円

いい点と悪い点

  • 噴射範囲なら確実に効果が出る
  • 国産メーカー品が出回っていない
  • 設置にある程度の手間がかかる
  • 設置場所を選ぶ
  • 水漏れした場合、思わぬ水道代の出費に見舞われる

以上、目安になれば幸いです。ご参考くださいませ。
※忌避剤等の撒く量・頻度を変えたり、機械の耐用年数によって金額が変わってきますので、おおよその参考金額になります。

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のらねこらむプロフィール

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のらねこらむ管理人

2017年4月に新居へ引っ越した直後から野良猫に悩まされる。
日々、野良猫との領地争いを繰り広げています。

対策グッズのほとんどは、実際に買って・試した結果をまとめたものです。
当サイトの情報が皆様の野良猫対策の助けになれば幸いです。
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