糞の処理から始まる1日・・ウンザリです。
朝起きて、さあ出掛けようと玄関開けたら、目に付いてしまうことがある野良猫の糞。よく被害に遭われているお宅では朝方や出掛け間際に目にしてしまうことが多いのでは?
臭いし汚いし本当に嫌なものですが、庭や花壇の糞はそのままにしておくこともできず、掃除をすることになってしまいます。
人によってはそのままでも気にしない・・・という方もいらっしゃるかもしれませんが、しばらく旅行にでも出掛けようものなら帰ってきた時の惨状を目の当たりにして、やはりきちんと片付けよう、なんとか糞をされないようにすることはできないのか?と考えることになる気がします。
野良猫の糞掃除をするのも手間で面倒で気分が悪いものですが、きちんと掃除をしておかないと衛生面でも問題があります。以下では野良猫の糞掃除の仕方や野良猫の糞対策をまとめました。
野良猫の糞には病気の原因菌が潜んでいる。
動物の糞は、病気の原因菌が潜んでいます。猫であれば猫ひっかき病やトキソプラズマ症であったり、乾燥した糞は吸い込んでしまうとアレルギーを引き起こす原因にもなります。
お子様や妊娠中の奥様がいらっしゃるご家庭では注意を払い掃除をすることが大切でしょう。
トキソプラズマ症
症状:流産又は胎児に先天性障害。感染経路:フン中の病原体が口に入る。公園の砂場(野良猫の糞)、ガーデニング等での糞の取り扱いに注意。
野良猫の糞掃除の注意点
- 素手で触れないようにする!
- 掃除に使った道具は捨てるか消毒の徹底!
- 掃除が終わったら手洗いうがいを入念に!
- 糞が乾燥している場合はマスクをつけましょう!
糞に蛆虫(ウジムシ)が湧いてしまう前に・・・糞を見つけたら速やかに処理を!
我が家では家庭菜園をしている場所で糞をされることが度々ありました。もちろん都度糞掃除はしていたのですが、ある日やわらかい糞が土の中に埋まっているのを発見。掘り返された後のようなものがあったのでわかったのですが、時すでに遅し。ウネウネと動くおぞましいモノが・・・。
仕方なく周りの土を含めて処理しましたが、あれはきつかったです。
ハエが糞に産卵すると1日後には孵化してしまい、蛆虫になってしまうようです。やはり速やかに処理しないといけない!と、切に思いました。
野良猫の糞掃除に必要なもの
- 使い捨てのゴム手袋かビニール手袋
- 園芸用のスコップや紙スコップもしくは3重にしたビニール袋
- 新聞紙やチラシなど糞を包めるもの
- ゴミ袋
- 使い捨てのマスク(必要に応じて)
- 塩素系の洗剤(ハイターなど消毒用のエタノールでも可)
糞を拾い上げる物として、画用紙で紙スコップを作るのもいいと思います。紙スコップですくい上げ、そのまま燃えるゴミで出せるので楽です。(私は紙スコップで処理してました=よくやられてました)
園芸用スコップは、殺菌、消毒が面倒です。手間なら使い捨ての手袋などで拾い上げるか紙スコップですくい上げるのがいいと思います。
使えそうなスコップがない場合、ビニール袋を重ねるという方法もありですが、2重だと足りないくらいに感じますのでやるなら3重がおすすめです。
野良猫の糞掃除の仕方
- ゴム・ビニール手袋の装着、園芸用スコップまたは紙スコップの準備。必要に応じてマスクも装着。
- 糞を手袋で拾い上げるか、スコップですくい上げ、新聞紙やチラシの紙に包む。包んだらゴミ袋に入れる。
- 糞の周辺の土や砂利も一緒に捨てる。
- 塩素系の洗剤やエタノールなどを吹きかけ消毒する。
- 使用した掃除道具を捨てる。
- 最後に手洗い、うがいは念入りに。
ゴム・ビニール手袋の装着、園芸用スコップまたは紙スコップの準備。
スコップを使う場合でもできれば手袋ははめましょう。マスクは糞が乾燥していたら必須です。臭いがきつい場合にもマスクは有効ですので、こちらもできる限り着用する方がいいでしょう。
糞を手袋で拾い上げるか、スコップですくい上げ、新聞紙やチラシの紙に包む。包んだらゴミ袋に入れる。
糞をそのままゴミ袋に入れてもいいですが、臭いが拡散したり、ゴミを捨てる際に近所の方が見かけた場合に不快に思われます。できれば包んであげましょう。
糞を手袋で拾い上げるのは厳しい(生理的に)・・・という場合は、以下のようなグッズもあります。
購入するなら柄が長いものを選ぶと良いでしょう。スコップの部分にビニール袋を撒いて使えばスコップ自体の掃除もしないで済みます。「フンキャッチャー」で探してみましょう。
糞の周辺の土や砂利も一緒に捨てる
臭いが残っているとまた猫が糞をしにやって来ます。糞に触れてしまった土や砂利も捨てましょう。
また、芝生の上にやられてしまった場合も芝生ごと捨てた方がいいのですが、庭の景観もありますので糞だけ取り除くのもありだと思います。(芝生は、水でよく流してあげるのが良いかと思います)
糞が下痢っぽい(水っぽい)場合
特に厄介なのが下痢のような水っぽい糞。乾燥させてから片付けたり、大きなスコップやショベルをお持ちなら掘り返して土や砂利ごとまるごと処理する方法があります。乾燥させる場合、一旦土をかぶせておくのもいいでしょう。(見るだけでも嫌なものなので)
塩素系の洗剤やエタノールなどを吹きかけ消毒する。
塩素系の洗剤やエタノールのスプレーなどで消毒をしておきましょう。
お子様の手に触れやすい場所や度々やられてしまっている場所は消毒を合わせてしておいた方が良いです。
花壇や芝生などは、枯らしてしまったり材質によって変色や腐食を起こしてしまう場合があります。成分確認の上、行うと良いでしょう。
また、玄関先など水で洗い流せる場所は、水をざーっとかけて洗い流しておくのもよいかと思います。
使用した掃除道具を捨てる。
手袋やマスクは捨てましょう。
園芸用のスコップを使った場合、塩素系の洗剤やエタノールなどで消毒を行っておくか、熱湯をかけ殺菌をしておきましょう。
管理人は、やむを得ず園芸用のスコップを使った場合、熱湯で殺菌をしていました。(トキソプラズマは熱湯をかければで数秒で死滅するようです)
最後に手洗い、うがいは念入りに。
掃除が終わったら手洗い、うがいを念入りに行っておきましょう。
ゴミの捨て方
糞は燃えるゴミで出せます。心配な場合は自治体に確認しましょう。
また、糞についた砂や砂利も業者が出すような大量なものにならなければ出せると思います。こちらも心配な場合は自治体に確認してみましょう。(植木の砂やガーデニングの土など、家庭から出る量程度であれば燃えるゴミで出せるところが多いと思います)
野良猫の糞対策に猫よけを
ここまで野良猫の糞掃除についてお読みいただきましたが、手間で面倒で汚いというのが正直なところです。それに糞に困っているようなお宅の場合、頻繁にやられてしまっているケースが多いと思いますので。(管理人の家もそうでした)
あまりに頻繁にやられてしまったり、定期的にやられるのが続いている場合は猫よけを始めた方がいいかもしれません。家にあるものでできることもありますので、できるところから試してみましょう。
- コーヒーかすを撒く。
- 石鹸水、シャンプー、歯磨き粉を溶かした水を撒く。
- 唐辛子を撒く。
- 空き缶に小石を入れた物を猫の側に投げつける。(転がす※当てないように)
- タンスの防虫剤を置く。(ピンポイントで居場所を特定できているなら)
以下の記事も参考になれば幸いです。
以上になります。一日も早く糞の被害がなくなるといいのですが、対策をしてもすぐには効果が出ない場合も多いです。糞の掃除は本当にやりたくないものです。