野良猫が近寄ってきて足元でスリスリしてくるのはなぜ?

 たまに野良猫で人懐っこく、近寄ってきては足元で顔をスリスリしてくる子がいますよね。

横顔を足にこすり付けるようにしたり、足と足の間を通り抜けるようにしたり。中にはシャーっと威嚇しながらスリスリしてくる子も。

普通の野良猫の場合、近づく素振りを見せるだけで、スッと足早に距離を取ったり、物陰に逃げ込んだりしたりしますが、中には人懐っこく近寄っては、スリスリしてくる子もいます。

さて、この行動にはどんな意味があるのでしょうか?

こちらの記事では、先にこの行動の意味をまとめて、次に顔をスリスリしてくるのはなぜなのか、どのような野良猫が取る行動なのか、野良猫を触る時に注意すべきこと、野良猫を触った後の手洗い・洗濯などを記載いたします。

スリスリする行動の意味

  • ゴハンが欲しいなどの要求
  • かまって欲しい、甘えたい時の行動
  • 自分のお気に入り、自分の物と考えて自分の匂いをつける行動(マーキング)

ゴハンちょーだい。なんて近寄ってくる猫は、普段から人に餌をもらっている猫だと思います。すり寄れば人がゴハンを出してくれた経験から、次もゴハンをもらうために人にすり寄ります。
管理人の近所の野良猫もニャーニャー言いながら近寄ってきたり、玄関先で鳴き続けて餌を出してくれるのを待っています。

それから、大きくなると仔猫時代のように母猫が甘えさせてくれることがほとんどなくなります。
また、野良猫は群れず、基本的には単独で行動します。それでも仔猫時代の記憶から母猫に甘えるように人にすり寄る場合があります。
いずれにせよかなり人馴れした野良猫だと思われます。

そして、自分の匂いをつける行動(マーキング)。機嫌は良く、友好的、人に危険を感じていない場合に行います。
マーキングは、尿をかける行動もありますが、顔をスリスリしたり、身体をこすり付けることで匂いを付けることができます。

もっと簡単に考えれば、人でもお腹空いたらお母さんにお腹空いたーって言います。それから甘えたくなったらスキンシップしますよね。自分の家、部屋の匂い、洋服やお布団など自分の知ってる匂い、自分の匂いが付いていると安心します。
野良猫も同じで、ゴハンが欲しくなったら、甘えたくなったらすり寄って、自分の匂いが付いていると安心するのでしょう。

顔をスリスリしてくるのはなぜなのか

猫は臭腺という自分の匂い(フェロモン)を分泌する器官をいくつか持っています。

こめかみ腺
周口腺」(口の周り)
尾腺」(尾の付け根)

他にも肛門腺など。

こめかみに臭腺を持っているので、顔を擦り付けることで自分の匂いを相手に付けることができます。猫同士であったり、飼い主に対して顔をスリスリするのはこのためです。

口の周りの周口腺は、管理人の近所の野良猫で例をあげると、植え込みや花壇などの草木に顔を当てるようにして匂い付けしているのを見かけます。これもマーキングの意味合いなのでしょう。

尾の付け根の尾腺は、足と足の間を通り抜けて身体をこすり付けることがあります。この時、しっぽを立てていることが多いのではないでしょうか。

この行動は、野良猫の行動範囲内にいた人に、その時の気分の良さを表現するのと臭腺を使った匂い付けをしていると考えられます。

カップル

どのような野良猫が取る行動なのか

多くの野良猫は人が近づくとスッと距離を取ることが多いです。

野良猫は外での生活をしていて、基本的には単独行動なので、身の危険には敏感です。
また、人とあまり接していない野良猫は、自分よりも大きな動物である人に容易に近づくことはありません。人を警戒する母猫に育てられた仔猫だとより警戒心が強い野良猫になります。

ですので、人とある程度距離を保ち生活している野良猫の場合は、人に近寄っていくことはしないのです。

スリスリしてくるような野良猫は、かなり人馴れしている猫と考えていいでしょう。
元々は人に飼われていた捨て猫か迷い猫、普段から人に餌をもらって生きている野良猫だと思います。

それから人懐っこいのも考えもので、おいでおいでと近寄ったら蹴られたりすることだってありますから。警戒心が薄れて危険に巻き込まれることもあるので、野良猫としては良し悪しがあるということです。

スリスリされたりついて来られて困った場合の対処法

もし、野良猫と触れ合いたくなく、スリスリされたりついて来られるのが嫌な場合、手持ちの物を使ってお帰りいただくことができないか試してみましょう。

  • 手鏡で太陽の光を反射させ浴びせる。(光で驚かせる方法)
  • ペットボトルなどの飲料をかける。(猫の身体にかけなくても側に撒くだけでも驚きます)
  • 香水やデオドラントスプレーなどを足元に撒く。(猫は嗅覚が優れています。刺激的な匂いでお帰りいただきます)
  • ウォークマンやiPodなどイヤホンの音量を爆音にして耳元に持っていく。(猫は聴覚が優れています。音で驚かせる方法)

上記のように手持ちの物で、極力手荒な真似はしないでお帰りいただくには悪くない方法だと思います。お試しください。

野良猫を触る時に注意すべきこと

野良猫の場合、言い方は悪いですが、不衛生ということは覚えておきましょう。

ノミやダニが付いていることが多く、毛皮も綺麗に見えて糞尿や泥や土汚れがいっぱいついています。人だって素足で外の生活をして、お風呂にも入れなかったら汚いです。

それから触るとしたら野良猫が喜ぶところを触ってあげましょう。基本的には、自分の手足で毛づくろいがしにくい箇所が喜ぶようで、

  • 顎の下
  • 顔の側面
  • 耳の後ろ側

警戒心が薄れてくると、お腹を見せてくれるので、お腹も撫でてあげても良いでしょう。
ただし、普段人から触られ慣れていないと、びっくりして引っかかられることもあるので様子を見ながら触ってあげるのがいいと思います。

また、ノミが猫についている場合、上記のような場所が多いです。自分で毛づくろいができない場所に集まることが多いためです。体に赤黒い粒のようなものがあったら、それはノミの糞です。糞が目に付くようならたくさんノミもいるかもしれないので、注意しましょう。

野良猫を触った後の手洗い・洗濯

まず、衛生面で心配をするくらいなら触らない方が無難です。もしくは触っても手で少し撫でるくらいにしておくなど。

過剰な心配をしなくても手洗いを十分にして、触れた衣類は普通に洗濯するだけで十分だと思います。

もし、長時間触れ合ったり、抱っこしたりしたのであれば、家の中に入る前に衣服は手で払い、家の中に入ったら椅子やソファに座る前に衣類は洗濯機で洗いましょう。それから手洗いも十分にしておけば、そこまで心配することはないと思います。

ノミを持ち込んでしまった場合は、殺虫剤や燻煙で除去した方が良いでしょう。ノミが増えてしまった場合、かなり悩まされることになります。


以上になります。


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