野良猫のマーキング対策

 野良猫に庭や花壇、玄関先、車やバイクのタイヤなどマーキング(尿スプレー)をされてしまうことがあります。
玄関を開けてツンとした臭いがするのも嫌ですし、車やバイクは錆びの原因にもなります。
とても困るものです。
多くの方は水で洗い流したり、臭いを取ったりすると思いますが、これが定期的になるとうんざりします。

野良猫がマーキングをしている場合、その場所は、野良猫にとって自分の縄張りであり、定期的に訪れる場所になります。
さらに、マーキングされてしまっていると、その臭いで他の猫を呼び寄せる場合も。
他の猫達は、臭いを調べに来たり、その場所に上書きするようにマーキングをしていく場合が多いです。

すでにマーキングされている場所だからといってその場所を避けるようなことはないので、結果的に他の猫も呼び寄せることになります。

管理人の近所の野良猫も一匹の猫がマーキングを始めてしまうと次々とその場所に他の猫もマーキングする姿を見ます。
それから管理人の実体験では、週1ペースでマーキングをしている様子でした。(雨が降ったり、他の猫がマーキングをしたりすると頻度は変わっていましたが概ね週1くらいでした)

とにかく野良猫がよく来るようになってしまいます。
そして、マーキングだけでなく糞やゲロ、爪とぎや鳴き声に悩まされることに繋がっていきます。

では、野良猫のマーキング対策ですが、一筋縄ではいかないのが事実です。
特に猫よけを考えた場合、長期化することがしばしば。簡単には解決しないことが多い。

十猫十色。
猫の性格や習慣によって、効くか効かないかが変わり、上手くいけばすぐに解決、ダメならすぐに慣れてしまうことも。
ただ、それでも試す価値や知る価値は十分にあると思います。

簡単にできるところから少し手間がかかるもの、猫よけではなく根源を断つような方法など様々な観点で対策方法を考えました。
野良猫のマーキング対策の助けになれれば幸いです。

  1. 様々な猫よけ、マーキング対策
  2. 根源を断つ(野良猫をなんとかする)

様々な猫よけ、マーキング対策

猫よけを行う場合は、大きく分けると以下ような方法になります。

  • 消臭する。
  • 忌避剤を撒く。
  • 超音波を設置する。
  • 水撒きをする。(スプリンクラーを設置する)
  • トゲトゲマットを置く。
  • ネットなどで囲う、侵入経路を塞ぐ。
  • 別の場所にしてもらうように誘導する。

また、アプローチの観点としては、

消臭・忌避剤 猫の嗅覚、習性を利用した対策
超音波 猫の聴覚、習性を利用した対策
水撒き 水を嫌がる猫の習性を利用した対策
トゲトゲマット
ネット
物理的に入らせない、近寄らせない
別の場所へ誘導 上記対策の応用

という方法です。主には猫の習性を利用したものになります。

以下、簡単にできるものから見ていきます。

忌避剤を撒く

マーキングをされている場所に忌避剤をそのまま撒く。
撒くだけなので、簡単にできる。これを一番手に挙げました。

※消臭してから撒くのが本当は効果的です。手間をかけたくない場合は、ただ撒くだけから始めても良いと思います。(臭いを上書きするイメージ。効果がなければやっぱり消臭が必要です)

忌避剤については、色々なものがあります。

  • お酢
  • タバスコ水
  • タバコ水
  • コーヒーかす
  • キッチンハイター(塩素系の洗剤)
  • 胡椒、唐辛子
  • 木酢液
  • 柑橘系の香水
  • 灯油
  • 市販の猫よけ忌避剤
  • 園芸や農業をされている方が用いる野生動物の忌避剤

お酢・タバスコ水・タバコ水・コーヒーかす・キッチンハイター・胡椒、唐辛子。これらは家にあるものだと思います。手軽に始められます。
適度に薄めてスプレーにして撒いたりしましょう。

木酢液・市販の猫よけ忌避剤は、100均やホームセンターで購入ができると思います。
さらに強力なものを求めるなら園芸や農業をされている方が用いる野生動物向けの忌避剤を使う手もあります。例えば以下のようなもの

それから、もし柑橘系の香水をお持ちなら試しに用いてみても良いでしょう。すぐに揮発してしまうので毎日など頻度を多くスプレーしてあげないといけませんが。

灯油に関しては、一度撒けば臭いがなかなか消えないので持続性があります。マーキングされる周辺に撒いてみても良いでしょう。
もちろん安全面の考慮が必要です。それに撒いた自分も臭いと思ってしまうので、一つのアイデアとして見てください。

消臭する

臭いを取り去って、猫がニオイで寄ってくるのを防ぐ方法です。

  • 漂白剤や家庭用の洗剤などで洗い流す。
  • 臭いが気になるなら熱湯をかける。(熱湯をかけた後にさらに漂白剤などで洗い流すとより良い)
  • それでも臭いが気になるならペット用の消臭剤を試す。

消臭した上で、忌避剤を使うのは効果的です。

超音波・スプリンクラーを設置する

もし、超音波やスプリンクラーを設置できる場所なら試してみるのも良いでしょう。
月極駐車場などで超音波装置を使う場合は、不動産の管理会社に事前の確認は必要かと思います。

特に超音波装置は置いておくだけでいいので手間がかからない。対策に時間が取れない・取りたくない場合は、いくらかの出費は我慢して設置するのも良いでしょう。

以下、超音波製品とスプリンクラーをいくつかレビューしています。気になったら見てみてください。

トゲトゲマット、ネットを設置する(物理的に来させない)

物理的に被害場所に来させないためにも、できれば侵入口を確認し、侵入されないように設置する。

侵入経路を塞ぐのが難しければ、被害場所の近辺に設置する。

木をつたって入ってきてしまう、外壁をよじ登って来るなど侵入方法がわかれば、その場所の対策を進めるのが良いかと思います。

例えば、外壁の上であればネズミ捕りの粘着シートを設置する方もいます。
(ただし、粘着シートは目立ちます。猫が粘着シートに引っ掛かってしまった場合、近所の人からの苦情やトラブルの心配があるので、目立つことをするならご近所への配慮が必要と思います)

車の場合(駐車場を借りてる場合)

また、車の被害でお困りの際は、猫よけをする前に駐車場所を変えられないか先に検討してみるのも手です。
駐車場所全般が被害場所なら意味がありませんが、今の場所が陽当たりが良い、侵入経路や通り道になっているなど悪い条件が重なっている場合は、駐車場所を変えるだけで被害がなくなる場合もあります。
駐車場内で移動ができないか、別の場所に移れないか、できることなら検討してみても良いかと思います。

別の場所へ誘導する

これまであげた方法の欠点は、その場所に対策を行うと少し移動して別の場所でマーキングしてしまうというイタチごっこになってしまうケースがあることです。

であるなら、こちらから誘導して今されて迷惑な場所から少し避けてもらう。という方法です。

少し手間です。以下はその方法です。

  1. マーキングをされて臭いが付いてしまっている場所をタオルなどでよく拭き取ります。
  2. マーキングされた場所は、洗剤などを使ってよく洗い流し、臭いを取っておきます。
  3. 臭いをふき取ったタオルを少し離れたマーキングをされても良い場所に置きます。タオルは、猫の背丈と同じくらいの場所に置きます。(猫がニオイを嗅ぎやすい位置、それよりやや高めでもOK)

マーキングした猫自身のニオイで釣って、別の場所にさせる方法です。

もし、他にマーキングをされてしまっても良い場所があるならそちらに誘導してみてもいいかもしれません。

難点は手間がかかる、上手くいくかは猫次第ということです。

マーキングする猫

根源を断つ(野良猫をなんとかする)

野良猫がいなければ、被害にも遭わないわけで。

  • 野良猫を去勢する。
  • 動物愛護団体、動物愛護センターへ保護の依頼をする。
  • 一時的に引き取って、自分で里親を探す。
  • 野良猫を保護して保健所に引き取ってもらう。
  • 野良猫を保護して拾得物として警察に届ける。
  • 近所の餌やりが原因なら役所や保健所に相談する。(餌やりを注意してもらう)

野良猫の去勢

マーキング行為は、オス猫の方が多く見られます。
メス猫もしますし発情期には頻度が増えたりしますが、やはり多くはオス猫です。
去勢をすることである程度はマーキング行為を抑えられるので、マーキングをしてしまうという手もあります。
ただ、自費で行うにも手間やお金もかかるので、町内会や役所、動物病院など協力が得られないか確認してみるのが良いかと思います。

保護の依頼

次に、保護を引き受けてくれる先があるならそちらに相談してみるのが良いかと思います。
動物愛護団体や動物愛護センターなどに保護をしていただけないか相談してみるのが良いでしょう。

なお、保健所では野良猫の保護は行っていません。
また、動物愛護団体など引き受け手を紹介してくれることもないようです。
管理人が保健所の職員と話をした際、動物愛護団体の斡旋のようなことはしていないことを仰っていました。

里親探し

それから、手間でなければ自分で里親を探す。
自分で里親を探す場合は、以下の記事もご参考になれば。

保健所の引取り・警察への拾得物届け

保健所に引き取ってもらう場合は、事前に引き取ってもらう場合どのような手続きを踏めば良いか確認しておきましょう。

また、保健所で引き取りを拒否された場合、拾得物として警察に届けることも手段としてはあります。

迷い猫として警察へ届出をしましょう。
この際、通常の落とし物と同様、落とし主が見つからなかった場合の引取る権利を尋ねられますので、その権利を放棄しておくと良いでしょう。
警察が届出を受理した後は、警察から保健所や動物愛護センターに引き渡されると思います。(警察署や交番には動物を保管しておく場所がないので)

また、仮に飼い主がいて迷い猫になっているのであれば、当然警察や保健所にも連絡しているでしょう。その場合は飼い主が引取りに来ます。

※警察へ届ける際は、以下の文書を持っていくと手続きがスムーズに進むと思います。

環境省「所有者の判明しない犬又は猫その他の動物が拾得された場合の取扱い等について」, 2014年1月14日, 環境省

餌やりの保健所相談

さらに、近所の餌やりが原因とわかっているなら役所や保健所に相談して、餌やりを何とかする方向で対策していくのも良いかもしれません。

以下は、管理人が保健所に相談した体験談です。ご興味があればよろしくお願いします。


ここまでが根源を断つ方法でした。

以上は、とても手間と時間がかかる方法。迷惑被っている側からすれば、ここまでやってられない。と思う場合も多いと思います。
一つの手段として見ていただければと思います。


以上になります。日頃大変な思いをされていると思います。一筋縄ではいかないかもしれませんが、解決・改善できれば幸いです。(管理人)

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のらねこらむプロフィール

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のらねこらむ管理人

2017年4月に新居へ引っ越した直後から野良猫に悩まされる。
日々、野良猫との領地争いを繰り広げています。

対策グッズのほとんどは、実際に買って・試した結果をまとめたものです。
当サイトの情報が皆様の野良猫対策の助けになれば幸いです。
詳しいプロフィールは、こちら

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