【猫よけ超音波】ガーデンバリアのレビュー1ヵ月使ってみた結果

猫よけの超音波と言ったらコレ!ガーデンバリア

 猫よけに超音波装置を使おうと思ったらガーデンバリアを耳にすると思います。
有名どころですし、定評もありますし、俄然、期待をしてしまうところです。

管理人もですが、できれば野良猫のことでお金は使いたくなかったというのが本音でした。でも、ホームセンターなどで売っている忌避剤もそれなりの金額がしますし、撒き続けるとなると費用もばかになりません。(雨上がりに撒きなおすとかも地味に手間)
それならいっそのこと超音波装置を買って試してみるか。ということで購入してみたのがガーデンバリアです。5000円程度するものですが、長い期間使うことを考えて必要経費だと思うことにしました。

実際にどんな風に使っていたか、途中経過、約1か月使い続けた結果どうだったのかを報告します。これから試そうという方、ご参考くださいませ。

※使用した超音波装置は、「ユタカメイク ガーデンバリア (ミニ) GDX‐M」になります。

▼目次

  1. 【製品仕様】電源、感知方式・範囲、特長
  2. 【効能】超音波を嫌がる理由
  3. 【手順】こんな風にやっていました
  4. 【途中経過】こんなことがありました
  5. 【結果】1か月続けた効果
  6. 【追記】超音波装置2台稼働にしました。
  7. その他の野良猫対策

【製品仕様】電源、感知方式・範囲、特長

製品名 ガーデンバリア (ミニ) GDX‐M
サイズ 13.1cm×4.2cm×21.7cm(三脚取付時)
重量 約380g
電源 単2乾電池4本
感知方式 赤外線センサー
感知範囲 最大直進約6m, 広角約6m, 面積約25㎡
音量 感知範囲内で聞くと超音波の発生音が「キーン」と聞こえる。
(騒音というほどの大きな音ではない。)
防水 防滴構造、雨天設置可※完全防水ではありません。

製品仕様は以上の通り。

補足①電源

長持ちさせたい → アルカリ電池
液漏れが心配なら → マンガン電池

補足②感知範囲

ガーデンバリア感知範囲=25㎡

補足③音量

センサー感知時の「ピッ」という音は、感知範囲内(6m)であれば誰でも聞き取れる音量。6m以上離れていればほとんど聞こえないと思います。

超音波発生時の「キーン」という音は、子供や耳の良い大人であれば、耳に鳴り響く不快な音が聞こえます。高音ですが、隣近所に迷惑がかかるような音量ではありません。
通行人を感知してしまう場所に置いた場合、聞き取った方が不快な思いをする可能性はあります。

※大人の方だと聞こえない方もいるようです。(管理人(30代)は、キーンと嫌な音が聞こえます)

補足④防水

完全防水ではないようです。しかし、掲示板などのレビューを見ると雨ざらしになる場所で使っている人もいるようですね。電池のカバー部分から水が流れてしまう恐れがありますが、強い雨でない限りは大丈夫そうです。

管理人は、強い雨、台風の際は、雨のかからない場所に移動してあげています。
心配であればビニールで覆って使うか、電池のカバー部分をラップ等で防水してあげるのが良さそうです。

雨が止んだら設置を忘れずに

雨が上がった後は野良猫の行動が活発になります。雨が降っていると餌にありつけないことが多く、雨が止むと行動を開始します。待避させたら忘れずに設置し直しておく必要があります。

補足⑤保証について

メーカー保証が1年付いています。

【効能】超音波を嫌がる理由

製品仕様には以下のような記載があります。

「不快な変動超音波を放射することにより、感知エリア内から遠ざける。」

この「不快な」というところが猫にとってどう不快なのかがいまいちしっくりこないところです。

人間で言えば、黒板をひっかく音やフォークで皿をひっかく音、キーキーした金切り声のような音、苦手ですよね。体がゾワッとします。あれは大昔、人が狩猟生活を送っていた時代に、捕食者が発する声に似ているのだとか。本能的にイヤな感じがするようです。

この「不快な」音が猫にとって、外敵の発する声に近く本能的に嫌がるものであれば、かなり期待できますが、そこまでのものかは不明です。

【手順】こんな風にやっていました

基本的には入られたくないところに設置するだけです。実際に管理人がやっていた手順を紹介いたします。

設置前に糞の清掃

糞尿は臭いが残らないように片付けました。単純に汚いというのもありますが、糞尿を残しておくと日課のようにやってきます。

よくやってくる場所というのは、侵入の仕方を体で覚えており、視覚で物の配置を覚えているだけでなく、嗅覚でも記憶しています

野良猫は自分のにおいを残しておき、そのにおいを辿ってまたやってきます。糞掃除をして臭いを消しておくのは導線をつぶす上でも有効です。

設置場所

玄関先の庭に設置しました。庭に侵入してきたらセンサーが感知するように設置しています。

※お隣の敷地内や家の外の通行人に感知しないように位置を調整しました。
(人影に反応しやすかった為、少し下向きになるように高さを調整し、設置)
※家の壁際に設置しており、ある程度の雨をしのげる場所。

効果を確かめる為、防フンカメラを設置

防フンカメラをガーデンバリアの側に設置しています。

庭にコーヒーかすを撒くのを止めました。

効果確認の為、庭にコーヒーかすを撒くのを止めています。

上記を1ヵ月続け、効果を確認しました。

設置後、雨の日もそのままにしておきました。(大雨の際は一時避難)

【途中経過】こんなことがありました

センサー感知した後の計19回の行動パターン

1ヵ月間で、19回観測

回数 行動
2回 逃げずに聞く。しばらく様子見た後に立ち去る。
8回 超音波に気付くが、逃げずに敷地内を通り抜ける。
9回 超音波に気付き、庭から立ち去る。

ガーデンバリアに耳をそばだてる野良猫

逃げる素振りを見せず、音の発生付近を調べる猫。以下、画像は時系列の動き。

※この後、立ち去っています。

このように、音を聞いて驚いたり、すぐに立ち去らない猫もいます。こういった猫には効き目が弱いと思われます。

庭からは出て行ったが隣のお宅にマーキングしてしまう

庭からは出て行ってくれるものの、少し離れた音があまり届いていないと思われるお隣宅の花壇にマーキングすることがありました。ちょっと距離を音が聞こえない範囲に行けば平気なようです。

驚く様子は見せるが、庭から出ていかず、敷地内に入り込んでしまう

お隣の家との間の通路を通っていってしまいます。その後、裏から出て行く場合や軒先の庭に入りこんでしまいます。設置場所の問題や1台ではカバーしきれていないと思われます。

【結果】1か月続けた効果

ガーデンバリア設置例=糞尿被害場所に向けて設置

管理人が1ヵ月続けた結果は、猫によって反応に差があった。庭に長居をすることはなく立ち去らせるのには成功している。しかし、飛び上がる程、嫌がる猫は仔猫くらいでしたので、他の猫達はじきに慣れてしまうような気がします。

また、猫によって差があると思われます。

  • 仔猫や臆病な猫にはそれなりの効果を発揮する。
  • 縄張りの主張が激しいオス猫やその場所に執着のある猫の場合、効果が薄い可能性がある。
  • あまり驚かず、立ち止まって音を確認したりする素振りの猫は、じきに慣れてしまうと思われる。

こればっかりは試してみないとわからないところです。

それから、1ヵ月使い続け、故障することもなく稼働してくれるところは頼りになります。
ソーラー式充電タイプと異なり電池式ですので、雨や曇りの日が続いていても稼働してくれます。陽が当たりづらい場所に設置ができるのは利点です。

また、大きいものではないので、地面に直接置いたり、壁や柱に掛けれたり、置き場所の融通はききますね。

【追記】超音波装置2台稼働にしました。

ガーデンバリアは現在も稼働中ですが、1台では庭の全体はカバーできていないと感じましたので、2台稼働をしています。この結果、現在は糞尿の被害はおさまっているところです。もちろん、発情期などには遠征してくる猫もいますので(超音波があるとは知らずに)敷地内に入ってきてしまう猫はいます。ですが、糞尿はほぼされませんし、長居することもありません。この程度であれば特に問題はないので、糞尿被害にあっていた時期に比べれば落ち着きました。

超音波装置の範囲外で糞をされやすいなどあれば、設置場所を見直すか、2台稼働を検討してみるのもいいかと思います。

その他の野良猫対策

管理人も色々と野良猫対策は試しています。忌避剤もですし、酢を薄めたものを撒いたり、枯れ枝を敷いてみたりもしたことがあります。結局のところ猫の通り道になってしまっている我が家では絶対に来なくすることは難しく、継続して複合技でしのぐというやり方に落ち着いています。

時間と労力を取られて大変ですが、何もしないと本当に居着いてしまうのでそうなるともっと大変です。諦める・・・というのもあるかもしれませんが、ご家庭の事情によってはできないこともあります(猫アレルギーの方がいる、家庭菜園の野菜がダメになってしまうなど)。

苦労が絶えないことと思いますが、少しでも改善されることを願っています。(管理人)


その他の野良猫対策は、以下にもまとめています。お時間あればご参考ください。

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のらねこらむプロフィール

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のらねこらむ管理人

2017年4月に新居へ引っ越した直後から野良猫に悩まされる。
日々、野良猫との領地争いを繰り広げています。

対策グッズのほとんどは、実際に買って・試した結果をまとめたものです。
当サイトの情報が皆様の野良猫対策の助けになれば幸いです。
詳しいプロフィールは、こちら

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