猫よけにハーブ系の植物を植えておくのがいい。
ガーデニングをされている方は、こんな話を聞くことがあるかと思います。香りの強いハーブ系の植物はその香りを嫌がって寄り付かないというもの。
猫ってガーデニングをする方にとっては大敵です。糞や尿をされる、葉っぱをかじられる、花壇を荒らされるなど野良猫が近所に多くいるお家だと被害多数。いいことが何もないです。
猫よけにハーブ系の植物を植えられた方、効果はいかがでしょうか?
忌避効果があると聞いていたのに、野良猫に糞をされてしまった方もいるかと思います。管理人もその一人です。忌避効果があると言われている植物、猫が糞をしに来てしまう環境、管理人の体験談を記載いたします。
▼目次
- 忌避効果があると言われる植物
- 【まとめ】野良猫が糞尿をしやすい環境
- 管理人の住まいと庭の環境
- バジルに猫糞された体験談
- ゼラニウムに猫糞された体験談
- 【まとめ】ハーブを植えても糞をされる可能性が高い場所
- ハーブ系植物の効果的な猫よけ方法
- その他の野良猫対策
忌避効果があると言われる植物
- ゼラニウム
- レモングラス
- ヘンルーダ(別名ネコヨラズ)
- メントール
- スペアミント
- ローズマリー
- ペパーミント
- 柑橘類
その他、カニナハイブリッド(ドイツで開発されたコリウスの一種。犬にも有効)などもあります。
【まとめ】野良猫が糞尿をしやすい環境
- 餌場が近くにある(餌場ではしない。その付近でする)
- 餌場や住処の通り道になっている場所
- 糞を邪魔されずできる静かな場所
- 猫にとって出入りしやすい場所
- 柔らかい土、砂場、糞をした後に土や砂を被せて隠しやすい場所
- 尿をかけやすい猫の背丈の倍以上ある草木や植木、対象物があり、猫の通り道になっている場所
管理人の住まいと庭の環境
- 猫屋敷が近所にあり、野良猫がたくさんいる。
- ハーブを植えているスペースに野良猫がたまに侵入する。
- 庭の場所は、敷地内の一番奥の場所。(隣家との境に簡易フェンスがあり、その角地)
- ハーブを植える前は、その場所で糞をされていることはなかった。(別の場所でやられていた)
玄関先にも庭(土)のスペースがありますが、この場所には糞を度々されていました。ハーブを植えていた場所は敷地内の奥の方にあり野良猫はさほど寄りついてはいなかった場所です。
ハーブを植えたのは、猫よけをする為に始めたわけではなく、純粋に空きスペースを利用して家庭菜園をしようとしていたものです。当初は、自家製バジルでピザやパスタを楽しもうと思っていましたので。(最初はバジルを植えていました)
その後、バジルを植えていた場所に糞をされるようになってしまうのですが、糞をされてしまうとバジルも料理に使う気になれません。仕方ないのでバジルを諦めて、猫よけにゼラニウムを試してみたというわけです。
バジルに猫糞された体験談
- 苗を植えてから2、3週間後に初めて糞をされる。
- その後、週に一度くらいのペースで被害に遭う。
そもそもですが、バジルには忌避効果はほとんどなく、葉っぱを食べてしまう猫もいます。それから、管理人の場合は、苗を植えてから2、3週後に糞をされてしまっているので、バジルの葉っぱが生い茂っていたわけではなく、バジルの香りもあまりしなかったのも多いにあると思います。
その後、バジルが生育してきて、ある程度葉っぱもついてきましたが、週に一度くらいのペースで糞をされてしまいます。糞をされる場所は、花壇の真ん中あたりにされたり、端っこの方にされたりと様々。野良猫的には「全然ヘイキ」な感じでした。
この場所は敷地の奥の方で、野良猫が敷地内に入り込んでしまってもそこまで立ち入られていない場所だったのですが、土をならして花壇にした途端に糞をされてしまいます。やはり掘り返しやすい柔らかい土部分は糞をしやすい場所であるのだと思います。
さて、パスタやピザの彩りや香り付けに使おうと思っていましたが、糞をされる花壇の葉っぱをあまり使う気にもなれず、結局はダメになってしまったという結末です。こんな結末になってしまい、バジルはダメになってしまいましたが、その後、ゼラニウムを植えてみました。
ゼラニウムに猫糞された体験談
- 相変わらず週に一度くらい糞をされる。その都度土ごと捨てる
- 苗を植えた後、週1くらい肥料を与えながら育つまでガマン。
- その後、順調に育つ。花を付けないものもあったが葉は立派につける
- 開花し、生育も状態も悪くはなかったが、相変わらず糞をされてしまう。
夏から秋にかけて植えておきました。結構、葉っぱはもさもさだったんです。さすがに花壇のど真ん中で糞をされるようなことはありませんでしたが、端っこの方でされていました。頻度も週に一度あるかないかではありましたが、完全になくすことはできなかった。というのが結果です。
おそらくですが、管理人宅の付近と庭の環境の問題が多くありそうで、
- 頻繁な野良猫の往来。
- 風通しがいい場所で、匂いが飛散しやすかった。
- 敷地の奥の方だったので、人目につきにくい場所になっていた。
- 猫屋敷以外の猫も遠征してくるため、たまに立ち寄った猫も糞をしていく。
こういった環境ではありました。
【まとめ】ハーブ系植物の花壇に糞をされる可能性が高い場所
- 猫のトイレになっているような常態化している場所
- 餌場や住処が近くにある。そもそも野良猫の数が多い
- 風通しが良く匂い飛散しやすい
- 家主が日中外出しているなど、猫にとって邪魔が入らず好都合な環境
それから、花壇の広さも関係すると思います。ある程度限られたスペースで植物が生い茂るくらいの環境下であれば効果は高いでしょうし、逆に広いスペースでは効果が薄いと思われます。
ハーブ系植物の効果的な猫よけ方法
花壇フェンスで周囲を囲む
花壇の周囲をフェンスで囲むことで、入られにくくなります。これは、高さが20、30cm程度で簡単に入れるようなものでもです。フェンスを付けることで少なからず入りにくい場所になるようです。
もちろん、飛び越えて入り、糞をしていく野良猫がゼロかと言えばそうではありませんが、あるとないのでは結構違いが出たりします。管理人のケースのように週1ペースくらい糞をされている場所では効果があるように思います。(毎日のようにトイレ化しているような場所では執着度合いが高く、何事もなく入ってされてしまう可能性が高いです)
割り箸を使って糞を防ぐ
野良猫は糞をするときにしゃがむ姿勢を取るため、その姿勢を取らせないように被害場所の地面に割り箸を刺しておきます。できれば割り箸の先を尖らせておくと効果的です。
ハーブの葉っぱを花壇に撒いておく
剪定などをして切り落とした葉っぱは、そのまま土の上に置いておく。葉っぱを刻んでおくとより効果的だと思います。ハーブの匂いの効果を上げる為の方法です。
小さい穴を開けたビニール袋に葉っぱを入れて通り道に吊るしておくというのもありだと思います。
プランターで生育し、野良猫の侵入口付近に設置
ゼラニウムなどの匂いの忌避効果はもちろんですが、場所によってはプランターを置くだけで侵入口を塞ぐことができます(物理的に)。あまり大きなプランターだとそこに糞をされかねませんので、プランターの大きさは猫が入らない程度のものがいいでしょう。
他の猫よけグッズと併用する
庭がトイレ化し、糞をよくされてしまっている場合は、
庭に入ってくる=糞をしに来ている
です。その場所に忌避効果があっても近くの別の場所にされてしまう場合もあります。ですので、極力入らせないようにしてあげる方が効果が高いと思います。猫の侵入口付近、通り道などにハーブ系の植物を置いてあげて、糞をよくされる場所では、他の猫よけグッズで対処してあげると効果が高いと思います。
その他の野良猫対策
管理人も色々と野良猫対策は試しています。忌避剤もですし、酢を薄めたものを撒いたり、枯れ枝を敷いてみたりもしたことがあります。結局のところ猫の通り道になってしまっている我が家では絶対に来なくすることは難しく、継続して複合技でしのぐというやり方に落ち着いています。超音波装置も2台絶賛稼働中です。
その他の野良猫対策は、以下にもまとめています。お時間あればご参考ください。
以上になります。被害の状況や環境の違いで、効果が変わってくると思います。また、猫は糞をしたりマーキングをして、その場所に自分の匂いをつけています。自分の匂いのついた安心できる場所で糞をしにやってくるので、匂い消しもかなり重要な対策の一つだと思います。野良猫がよく居座っている場所やマーキングされているような跡を見つけたらその場所の掃除や消臭をしておくのも対策の一つと思います。被害が深刻な方は、非常に辛い日々をお過ごしかと思いますが、負けないでください。(管理人)